東京・豊島区のとしまえん跡地に建設中の「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が、2023年6月16日(金)にグランドオープンすることが発表された。
アジア初となる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」は、映画『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』の制作の裏側を体験できる、ウォークスルー型のエンターテインメント施設。「ハリー・ポッター」の屋内型施設としては世界最大規模を誇り、映画に携わった世界最高峰のクリエイター達が制作した、セットや衣装などを展示する。
3月15日には開業日発表イベントを開催。先行公開された、キングス・クロス駅のプラットフォーム9と3/4番線に、ハリー・ポッターファンとして知られる女優の芦田愛菜と、スペシャル・ナビゲーターとしてタレントのハリー杉山が登場した。今回は、このイベントの模様をリポートする。
スペシャル・ナビゲーターのハリー杉山が「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」の見どころを紹介
イベントは2部制で行われ、1部では「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」の見どころを、ナビゲーターのハリー杉山が紹介。「みなさまようこそ!実に光栄です。生粋のポッタリアン。人生に何度も何度もハリー・ポッターシリーズに救われました」と、元気よく登場。
本国・イギリスの「ワーナー ブラザース スタジオツアー ロンドン」に何度も足を運んでいるというハリー杉山は、「夢が実現に変わる瞬間をそこで味わいました。本当に作品の中に瞬間移動して、ホグワーツ特急やホグワーツ魔法魔術学校、そしてさまざまなシーンが味わえるような体感を、ついに東京でも楽しめる」と、グランドオープンが待ちきれない様子だった。
■9と3/4番線ホグワーツ特急
魔法ワールドへの入り口となる、キングス・クロス駅の9と3/4番線。マグルには見えないプラットホームには、ホグワーツ魔法魔術学校へ生徒を運ぶホグワーツ特急が停車している。実際に乗車することも可能で、ハリーやロンのように、カートを押して壁をすり抜ける瞬間を写真撮影で楽しむことができる。展示されているホグワーツ特急は、1929年に製造され実際にイギリスで運行されていた蒸気機関車で、イギリスで改装されたあと日本へ運ばれてきた。
■大広間
広大なホグワーツ城で最も印象的な場所のひとつ。10年の撮影で、宴会やクリスマス・ダンスパーティー、そして魔法決闘など、数々のシーンの舞台となった。石畳の床や背の高い窓、木製パネルでできた壁は、英国オックスフォード大学のクライストチャーチ・カレッジがモデルとなっている。
■禁じられた森
温かいハグリッドの小屋にたどり着くか、暗さを増す森の中心部に迷い込むか、2つのエリアを探索。どちらの道を選んでも、ヒッポグリフのバックビークなどの魔法動物に出合える。しかし、暗間の中を進むと、木々を飛び回る吸魂鬼(ディメンター)や、間に潜むアクロマンチュラのアラゴグなど、魔法ワールドの恐ろしい生き物と対峙することに。
■ダイアゴン横丁
シリーズに度々登場するこの横丁は、壁の位置や店の並びを変更したり、建物全体の角度を左右に微妙に変えたりと、その都度絶妙な調整を加えながら完璧な街並みが作られた。それぞれのショーウィンドウで展示されているディテールも要チェック。
そのほかにも、ダンブルドア校長の部屋やグリフィンドールの談話室など、映画でお馴染みのセットや衣装、小道具がたくさん展示される予定。また、ロンドンのツアーにはないスタジオツアー東京だけのオリジナルのセットとして、「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」に登場したグレート・ウィザーディング・エクスプレスを展示。車両は、作品の時代設定に合わせ、アールデコ調の華やかな装飾で再現されている。
さらに、スタジオツアー東京には、14のテーマに分かれた世界最大のハリー・ポッターのショップも登場。店内は、特別に作られた7000を超える小道具で装飾され、ハニーデュークス、オリバンダーの店、フローリシュ・アンド・ブロッツ書店など、ダイアゴン横丁にあるお店のエレメントをモチーフにした美しいデザインも見どころとなっている。
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」限定アイテムも数多く販売。レストランやカフェでは、フィッシュ・アンド・チップスやイングリッシュ・ブレックファースト、アンブリッジ教授のアフタヌーンティー、バタービールなど、英国伝統料理や映画でお馴染みのメニューも楽しめる。