「ヒルトン名古屋」の3階にある中国料理「王朝」が、2023年8月4日にリニューアルオープン。オープン初日に行われた内覧会の様子をレポートし、中国料理「王朝」の新たな魅力をお届けする。
温かみのあるモダンチャーニーズな空間
古代中国のロマンある兵馬俑が出迎える重厚な雰囲気から一転、新生「王朝」は温かみのあるモダンチャイニーズに。上海アンティークレンガと、愛知県で古くから受け継がれてきた常滑焼などの焼き物を組み合わせ、陶器を意味する「Pottery」をテーマにデザインされている。
店内のいたるところに、中華テイストを感じるデザインがセンスよく取り入れられている。中でも、中華文様をあしらった常滑焼タイルが目を引いた。
焼き物や木を基調とした店内は、落ち着いた上品さが漂っている。常滑焼を象徴する朱泥色や、焼き物らしい青磁色をカラーモチーフに採用。
個室や半個室もあるので、家族や友人との会食、会社の接待にも使える。周囲を気にせず、のびのびと食事を楽しめそうだ。
復活したランチブッフェを実食!
リニューアルの目玉は、ランチビュッフェの復活! 同店を象徴する人気メニューが、コロナ禍に休止。今回のリニューアルを機に、再び味わえるようになった。20種類以上のメニューを好きなだけ味わえ、どの料理も抜群に美味。
しっかりと香辛料を効かせた風味豊かな四川麻婆豆腐やエビのチリソースなどの定番メニューも健在。ビュッフェスタイルでも、通常と変わらないおいしさだ。好きな料理を好きなだけ取り分けるスタイルに、懐かしさとうれしさがこみあげる。
一方、新しさを感じる料理も登場。アメリカンチャイニーズの代名詞といえるオレンジチキンの仕上がりは、料理人の確かな実力を感じさせるもの。米川郁夫シェフの後継者として着実に進化してきた今井 伸料理長が、新しい「王朝」のスタンダードを作り上げる。