目指せ、「高単価の先生」!すぐに「副業」すべき理由と成功への道しるべ

東京ウォーカー(全国版)

以前は「副業禁止」という企業が大半だったが、働き方改革によって副業を解禁する企業も増えている。そんななか、各SNSで「#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)」として活動し、就活やキャリア形成関連のセミナーでも人気を博すセカニチ(南祐貴)さんは、「今こそ副業すべき」と語る。その理由と併せて、副業で大きく稼ぐ方法を教えてもらった。

「#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)」として活動し、就活やキャリア形成関連のセミナーでも人気のセカニチ(南祐貴)さんにインタビュー【撮影=藤巻祐介】


副業をしている人ほど本業でも成果を挙げる

近年、日本では副業がブームといわれています。ただ、私が「副業をすべき」と考える理由は、「ブームだから」というわけではありません。物価はどんどん上がっている一方で、給料を上げているのはまだ一部の大企業に限られているのが実情でしょう。そう考えると、本業の収入だけで生活していくのはこれからさらに厳しくなっていくはずです。

また、副業解禁を政府も推し進めています。かつては副業を禁止する企業が大多数でしたが、政府の呼びかけもあって、今ではむしろ副業を推奨する企業も増えてきている。

私自身もかつては副業禁止の企業に勤めていました。新卒で入社した大手広告代理店です。そのころを振り返ってみると、とにかく強い「不安」を感じていました。本業の収入だけで生活していたため、「その収入が途絶えると生きていけなくなる」と考え、自分の本心を押し殺して上司に指示されるままに激務を続けていたのです。

結局、私は6年間の勤務ののちに退職して起業したわけですが、もしそのころに公式に認められて副業ができていたなら、もう少し違った道を歩んでいたかもしれません。それこそ副業がうまくいって本業と同じくらい、あるいは本業をしのぐくらい稼げていたら、「本業の収入が途絶えると生きていけなくなる」などとは考えなかったでしょう。

実際、私がこれまで出会ってきたビジネスパーソンたちを見ると、副業をしている人たちは、いい意味で強気です。「いざとなれば本業を辞めて副業を本業にすればいい」くらいに考えていますから、仕事の場でも積極的に自分の意見を口にします。

もちろん最低限の礼儀をわきまえてのうえですが、嘘なしの素直な物言いができるので、結果的に周囲(取引先など)の信用を勝ち取って協力を得られ、本業での成果も挙げやすいのです。これも、副業をするメリット、理由のひとつといえるかもしれません。

副業をしている人ほど本業でも成果を挙げる。その理由を説明するセカニチ(南祐貴)さん【撮影=藤巻祐介】

これまでたくさんの時間を使ってきたジャンルの先生になる

では、具体的にどんな副業をすれば、本業と遜色ない収入を得られるようになるでしょうか。時間給で働く仕事の場合、必然的に稼ぎも限られてきます。そこで、私からは、「高単価の先生になる」ことを強くすすめます。「先生」といっても、教員になれといいたいわけではありません。ジャンルは問わず、「なにかを教えられる人」になるのです。

みなさんも、ピアノの先生・書道の先生・水泳の先生・ジムのトレーナーなど、これまでの人生で多くの先生に会ってきたと思います。そういう人たちに共通しているのは、それぞれが専門とするジャンルに「たくさんの時間を使ってきた」ということ。だからこそ、そのジャンルについて誰かに教えることができますし、それが大多数の人が持たない能力として高く評価され、結果として高単価の収入を得られているのです。

みなさんにも、熱中している趣味など、これまでの人生のなかでたくさんの時間を使ってきたジャンルがひとつやふたつはあるはずです。そのことを誰かに教えるということを考えてみてはどうでしょうか。

ピアノや書道など、「先生」というイメージがハマるジャンルでなくとも構いません。むしろ、マニアックなものほどいい。そうしたジャンルの場合には競争率が低く、数が限られた先生になれる可能性が高いからです。教えられる人が他にあまりいないのですから、高単価の収入を得られるようにもなるでしょう。

  1. 1
  2. 2

注目情報