埼玉・飯能にある北欧のライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」では、2024年5月25日から「メッツァの夏至祭2024」がスタート。バルト三国を含む北欧8カ国の大使館や政府観光局が特別協力・後援した各国のさまざまな文化を体験できるイベントを開催する。
1年で一番長い日を祝う夏至祭は北欧では特別な日
日本で夏至というとカレンダーには記載されているものの、天気予報やニュースなどで紹介されるぐらいでそこまで注目されているとはいえない日。しかし、北欧の人たちにとって夏至はクリスマスと同じぐらい大切な日で、これから始まる夏へのワクワク感をみんなで祝う日。北欧は冬が長く暗く、1年で太陽が燦々と照る夏の時期は1カ月半ぐらいの限られた短い期間。そんな特別な季節、夏のスタートの日が夏至。北欧8カ国それぞれに夏至の過ごし方やお祝いの仕方が異なるが、「メッツァの夏至祭2024」では毎週のように各国のイベントが体験できる。
スタートの5月25日には、パーティーアンバサダーのLiLiCoさんを迎えスウェーデン式ザリガニパーティーを開催。スウェーデンでは漁が解禁になる8月にザリガニパーティーをするのが夏の風物詩。少し早い時期だが北欧の夏を祝うということで「メッツァの夏至祭2024」期間中に開催。ザリガニと聞くと、日本では食用としては馴染みがないので驚く人も多いが、実際に食べるとエビのようなカニのような味わいでおいしい。ザリガニパーティーは6月8日(土)、22日(土)にも行われるが、事前予約制で定員に達した時点で予約も終了となる。
パーティーに参加できなくてもせっかくならザリガニを味わってみよう。「メッツァの夏至祭2024」の期間中、キッチンカー「ふるーつなのに」で土日限定だが、「ザリガニブーケ」(1450円)を販売。ボイルしたザリガニ7匹をブーケ状に盛り付けて提供する。殻をむいてそのまま食べるので、ザリガニ本来のおいしさを体験できる。ほかにもマーケットホール内の店舗で「ザリガニボール」(400円)やザリガニがたっぷり入った「クレイフィッシュ(ザリガニ)ロール」(891円)を販売する。
期間中の土曜日には夏至の象徴“かがり火”を点火
フィンランドでは「コッコ」と呼ばれるかがり火。火を焚いて悪魔や悪霊を追い払うという意味があるそう。ムーミンの物語の「ムーミン谷の夏まつり」でもムーミンたちがかがり火を焚いているシーンが描かれている。「メッツァの夏至祭2024」のかがり火には飯能の木材西川村の間伐材を使用。期間中の土曜日に毎回ゲストを迎えて点火する。宮沢湖をバックに大きな炎を上げる北欧の夏至の風物詩を見ながら夏の訪れを祝おう。
ほかにもさまざまなイベントが週末を中心に毎週行われる。6月2日(日)にはデンマーク・デイとして、デンマーク体操の体験会や、デンマークで大人気のキャラクター「ラスムス・クルンプ」が来場しグリーティングを実施。「ラスムス・クルンプ」は6月8日(土)のかがり火で点火も行う。
6月8日(土)はアイスランド・デイ。3つのトークイベントでアイスランドを深堀りできる。翌9日(日)はスウェーデン・デイで、スウェーデン大使館の職員と夏至祭について語るイベントやスウェーデンダンスを踊るダンスタイムも。ダンスは自由参加できるので、伝統的なミッドサマーダンスを体験できる。