和食でも大活躍?甘くておいしい「台湾パイナップル」の活用法を料理研究家の浜内千波が提案!

東京ウォーカー(全国版)

料理研究家の浜内千波さんが、自身が主宰する料理教室「ファミリークッキングスクール・ラボ」(東京・中野)にて、台湾パイナップルを使った料理を披露。「台湾パイナップルのちらし寿司」や「台湾パイナップルの白和え」など、意外性のある“和食”を振る舞い、参加者を驚かせた。

アレンジ和食を披露してくれた料理研究家の浜内千波さん


「台湾パイナップルのおいしさを広く知ってもらいたい」と開催された今回のイベント「料理研究家 浜内千波さんと楽しむ台湾パイナップルと台湾食材」には、2025年3月から日本市場で本格販売がスタートした台湾パイナップルや、これを使用した料理が登場。また、台湾の農産物や食文化も紹介された。

2025年3月から日本市場で本格販売がスタートした台湾パイナップル

塩とパイナップルだけで作った「浅漬け」や、切って和えるだけの「白和え」、鶏ムネ肉を使った「塩和え」なども披露された

「高い糖度」「ほのかな酸味」「柔らかくジューシーな肉質」「黄金色の果肉」が台湾パイナップルの特徴


浜内さんは、パイナップルについて「抗酸化作用や肌の調子を整えるとされるビタミンCが含まれていて“美”をカバーしてくれるので女性にもおすすめなんですよ」とコメント。さらに、台湾パイナップルの特徴として「高い糖度」「ほのかな酸味」「柔らかくジューシーな肉質」「黄金色の果肉」を挙げ、「もちろん、このまま生で食べていただくのがおいしいのですが、余ったらぜひお料理にも使ってみてください。お砂糖の代わりに使えば、ナチュラルな甘みやフレッシュな香りを楽しめると思います」と、料理への活用方法を提案した。

数種類のメニューが紹介されたのだが、なかでも「おいしい!」と注目を集めたのが、「台湾パイナップルのちらし寿司」。浜内さんは「ちらし寿司って結構お砂糖を使うものですが、今回の料理にはひとつもお砂糖を使っていません。甘味と酸味を利用するので、お酢もいつもの半分くらい。そしてパイナップルは、タンパク質を分解する酵素のパワーが強いので、今回はこの酵素も利用して。酢飯に混ぜた鶏そぼろは、すりおろしたパイナップルを入れてレンジで4分加熱するだけですぐにホロホロになるので、時短料理としてもおすすめの一品なんですよ」と話していた。

「台湾パイナップルのちらし寿司」の作り方

【写真】芯まで使えてスゴイ「台湾パイナップル」!ちらし寿司の酢飯は、砂糖いらずで酸味を少しプラスするだけでOK。ご飯に混ぜた鶏そぼろも醤油とパイナップルのすりおろしだけ

<材料>
【酢飯】
・ご飯…600グラム
・パイナップルすりおろし…60グラム(ご飯の10%)
・酢…大さじ1
・塩…小さじ1

【鶏そぼろ】
・鶏ひき肉…100グラム
・醤油…小さじ2
・パイナップルすりおろし…30グラム

【トッピング】
・パイナップル…100グラム
・きゅうり…50グラム
・茹で海老…60グラム
・マヨネーズ…大さじ2
・いりごま…大さじ2
・大葉…5枚
・ラディッシュ…薄切り適量

<作り方>
1. 【酢飯】を作る…温かいご飯に塩、パイナップルすりおろし、酢を混ぜ冷ます
2. 【鶏そぼろ】を作る…鶏ひき肉にパイナップルすりおろし、醤油を混ぜてレンジに4分ほどかけて火を通し、そぼろにする
3. 【トッピング】を用意する…パイナップルは1センチ角、茹で海老も1センチに刻み、マヨネーズを軽く混ぜておく。きゅうりは4ミリ角に刻みさっと熱湯にくぐらせる。大葉は千切りにしさっと水洗いし絞る
4. 盛り合わせる…酢飯に鶏そぼろ、いりごまを混ぜて器に盛り、ラディッシュ薄切り、大葉、海老、きゅうり、パイナップルを散らす

酢飯は、温かいご飯に塩、パイナップルすりおろし、酢を入れて混ぜて作る。パイナップルは違和感なくご飯にマッチ!

鶏そぼろは、鶏ひき肉にパイナップルすりおろし、醤油を混ぜてレンジに4分ほどかけて作る。「レンジから出したらすぐ混ぜるのがポイント。お鍋で火を入れると柔らかくなり過ぎてペースト状になってしまいます」(浜内さん)

「ミンチご飯は忙しいときにもおすすめ」と浜内さん


取材・文=平井あゆみ

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