山のように高くそびえ立つ野菜、その裾野に鎮座する分厚い煮豚、そして濃厚スープの中に潜む狂暴な極太麺。今、茨城・水戸市で話題沸騰中の最凶G系ラーメンとは?
茨城を代表する名店出身の店主が独立開業
17年1月に水戸市平須町にオープンした「めんじろ」。店主の小沼徹哉さんは、茨城を代表するG系の名店「豚男 BUTAMEN」(那珂市)で修業を積んだのち、独立を果たした。
「めんじろ」もG系ラーメン専門店だが、「もともとG系好きだったので、自分が食べたい味を形にしました」と話す小沼さんは、修業先とはまったく違う一杯だと胸を張る。
麺の量を選べ、初心者からマニアまで楽しめる
味噌やまぜそばなどもそろうが、一番人気は基本のめんじろ。サイズはミニ(麺150g・豚約1枚)700円、ノーマル(麺200g・豚約2枚)750円、大(麺300g・豚約2枚)のほか、麺の量(400g~)を好きなだけ選べる“麺増し”+200円もあり、初心者・女性からフードファイターまで、あらゆる客層の胃袋を鷲掴みにする。
無料コールは野菜・アブラ・カラメ・ニンニクで、それぞれ増し増しまでOK。カレー粉や魚粉(各50円)など、有料トッピングも豊富なので、自分好みの味に仕上げて楽しめる。
乳化系豚骨スープ&“マッチョ麺”が自慢
こだわりの一つがスープ。一般的にG系は非乳化が主流だが、あえて豚骨や背脂をガンガンに炊いて乳化スープに仕上げている。ひと口飲むと醤油ダレよりも豚骨本来の旨味が押し寄せてきて、その違いは歴然だ。
そして最も力を注いだのが極太麺。オープン当初は「豚男 BUTAMEN」から麺を仕入れていたが、試行錯誤を繰り返し、17年10月から念願の自家製麺に切り替えた。加水率を29%まで抑え、とにかくワシワシとしたかみごたえを重視したという、その名も“マッチョ麺”。 超極太麺をは見た目のインパクトも大きい。【ラーメンウォーカー編集部】
河合哲治郎