演劇・ミュージカル界における世界最高峰のトニー賞授賞式を、6 月 11 日(月)午前 8 時から WOWOW で生中継する。そのスタジオ・ナビゲーターを務める乃木坂 46 の生田絵梨花に、ナビゲーターへの意気込みやミュージカルの魅力などについて語ってもらった。
――トニー賞のWOWOWスタジオ・ナビゲーターを務められる上での意気込みはいかがですか。
私も昨年は一ファンとして放送を見ていましたし、ミュージカル界の人にとってはトニー賞というのは誰もが目を輝かせながら楽しみにしているイベントなので、そのナビゲーターを務めさせていただけるというのは、本当に光栄であり、恐れ多い気持ちでいっぱいです。きっとまだトニー賞を知らない方もいらっしゃると思うので、今回をきっかけにトニー賞という存在やすてきな作品、素晴らしい演者の方々を知って、ミュージカルを好きになってくれる人が増えたら嬉しいなと思います。
――生田さんがトニー賞の番組を初めて見たのはいつからですか。
実は、昨年が初めてなんです。舞台に携わる中で先輩方から「この人がすごいよ」みたいに話を聞くことが増えて、興味が湧いて調べるようになったんです。
――では、昨年実際に見てみた感想はいかがでした?
なんて気持ち良さそうに歌うんだろうっていう、姿そのものに感動を覚えました。自分の場合だといっぱいいっぱいでこうしなきゃ、ああしなきゃと思いながら歌っていたりもするんですけど、そういうのが一切なく全身を使って心で歌っている感じが、ブロードウェイに出演する人たちのすごさだと思いました。
――今回のトニー賞でノミネートされている作品の中から注目している作品を教えてください。
映画を見たこともあって「ミーン・ガールズ」に注目しています。私も女子なので、女子のあるあるネタにはすごく笑えたり、勢いも感じた部分があったので、それがミュージカルとして楽曲に乗った時にどんなものになるのかがすごく楽しみです。
――逆に、過去の作品の中で印象に残っているパフォーマンスや作品はありますか。
「ミス・サイゴン」に注目していた覚えがあります。主演の女の子の歌からパッションが伝わってきて、トニー賞が終わった後もずっと動画を探して見ていました。あとは、「グレート・コメット」(ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812)の客席を練り歩くシーンとかステージと一体になっている感じがすごく面白いなと思っていました。まさかその作品に来年出演するなんて、自分でもすごく不思議ですね。