世界史上まれにみる大逆転劇として、今なお語り継がれる桶狭間の戦い。この戦いで勝利を収めた織田信長は全国に名を轟かせ、天下統一への足がかりとした。その桶狭間の戦いで織田軍が進軍したルートは「信長攻路(こうろ)」と呼ばれ、パワースポット巡りができると注目されている。そんな「信長攻路」を、名古屋を拠点に活躍するガールズパフォーマンスユニット「おとめボタン」が体験してきた!
恋愛昇運ルート“永楽道”で女子力アップ!
「信長攻路」は拠点であった清洲城から桶狭間までの道のりを指す。諸説あるが、桶狭間の戦いの際に信長がたどったといわれる有力なルートは3つ。これらのルートは信長が用いた家紋にちなんで、「木瓜道(もっこうどう)」「揚羽道(あげはどう)」「永楽道(えいらくどう)」と命名された。どのルートにもいくつかのパワースポットや史跡があり、歴史を感じながら、信長の武運にあやかれる“必勝祈願ルート”となっている。
そんな3つの「信長攻路」のなかから、今回は“恋愛昇運ルート・永楽道”を紹介する。プロポーズや結婚生活をはじめとする、恋愛全般の祈願に使いたい街道で、清洲城から中小田井(なかおたい)を通り、庄内緑地を迂回して南下。西区を縦断し中区へ、さらに南下して熱田神宮へ進み、以降は「木瓜道」と合流するルートだ。その「永楽道」に、メンバー内でも強い興味を示したのは、将来の夢は「(遠い未来に)お母さんになる!」という願いを持つ坂中 楓と、「色気のある女優になる!」と願う上田美沙季。
愛のパワスポで信長様にお願い!
「信長攻路」はどのルートも、「清洲城・清洲公園」(愛知県清須市)が出発地点。1989年に清洲城として再建され、天主閣では火縄銃体験や甲冑の試着ができる。織田信長が居城とした清須城跡は五条川の対岸にあり、天守台周辺は清洲古城跡公園、本丸南部は清洲公園になっている。清洲公園には、信長と濃姫の夫婦像があり、上田と坂中は信長像前で「私たち、女子力向上を誓います!」と宣誓。
織姫様と彦星様に思いよ届け!
清洲城から東方面に向かって1時間ほど歩くと「星神社(ほしじんじゃ)」(名古屋市西区)に辿りつく。「延喜式(えんぎしき)」に名をつらねる格式高い神社で、織姫と彦星である織女星(しょくじょせい)と牽牛星(けんぎゅうせい)を祀(まつ)り、近くを流れる庄内川を天の川に見立てた七夕伝説が残っている。縁結びや夫婦円満に御利益があると信仰され、多くの女性がこの神社で良縁を願うという。
ここで2人は織女星と牽牛星が描かれた「願掛絵馬」(500円)にそれぞれの願い事を記入して奉納。いかにも効果が期待できそうなスポットなだけに2人の気分も高まる!
なお、「星神社」では2018年8月7日(火)に「七夕祭り」が開催される。「星祭り」とも呼ばれ、星にまつわる3神の姿を描いた短冊に願い事を書いて、笹竹に飾る。1100年以上前から旧暦の7月7日に近い、8月7日に行われてきた伝統的行事なので、こちらもチェックしておきたい。
必勝祈願メニューで運気上昇!!
「信長攻路」の楽しみ方はパワースポット巡りだけではない。街道沿いの飲食店では、「信長攻路 街道茶屋」として“コラボメニュー”が楽しめる店も!今回はそのなかから注目の2品を紹介したい。
まず紹介するのは、“必勝祈願”のオリジナルグルメ。名古屋市西区の円頓寺商店街にあるカフェ「喫茶、食堂、民宿。なごのや」で味わえる、「必勝タマゴサンド」(750円)だ。名物のタマゴサンドに、清須市で製造されている「太陽ケチャップ」を添えた特別バージョンになっている。運気上昇を狙うために、ケチャップで必勝の赤色に染めてから食べよう!
名古屋名物・あんかけスパゲッティの元祖として有名な「スパゲッティ・ハウス ヨコイ住吉本店」(名古屋市中区)のコラボメニューも見逃せない!「ノブナガ・あんかけ鉄砲スパゲッティ」(1300円)は、あんかけスパゲッティの定番「ミラカン」に、鉄砲に見立てられたエビフライを2尾トッピング。ボリューム満点の一品だ。
信長の武運にあやかるだけでなく、パワースポット巡りとコラボグルメが楽しめる「信長攻路」。がんばって歩いて巡るのももちろんいいが、ドライブやサイクリングのコースとして巡ってみるのもよさそう。ご利益を信じて巡れば、いい運気を引き寄せられるはず!
東海ウォーカー編集部