島根県立美術館「水野美術館コレクション展」で日本画の魅力を堪能

東京ウォーカー(全国版)

島根県松江市の島根県立美術館で7月20日(金)から9月10日(月)まで、「水野美術館コレクション展 日本画の美」が開催される。

池上秀畝「盛夏」(昭和8(1933)年) 水野美術館蔵


長野県長野市にある日本画を専門とする水野美術館が所蔵する名品の数々を、島根県立美術館に運び込み展示。

作品は美術を愛したコレクター、故・水野正幸氏が日本画の醸し出す奥深い世界に魅せられ蒐集したもの。長野県出身作家の作品や、横山大観、菱田春草を中心とした初期日本美術院系作家、また美人画の上村松園や戦後活躍した杉山寧や平山郁夫ら文化勲章受章作家の大作にまで及ぶ。

本展では、それらコレクションの中から、30名の巨匠による選りすぐりの名品65点を観覧できる。

【写真を見る】期間中は記念講演や担当学芸員によるギャラリートークなども開催上村松園《かんざし》1938(昭和13)年頃 水野美術館蔵


展示担当者は「横山大観や菱田春草などよく知られている初期日本美術院の画家の作品をまとめてご覧いただけるほか、上村松園や鏑木清方らによる麗しい美人画をたくさん展示します。

美術館の広い空間だからこそ展示可能な、3メートル近い大幅ほかスケールの大きい作品も多く、日本画の高度な表現技法や構成力による圧倒感をお楽しみいただけます。

また、作品保護のため展示室内は空調が効いており、暑い夏に涼みながら日本画の美を堪能していただけるのも魅力です」と語る。

美術館でしか見られない、大きな日本画。日本画の繊細な美しさを見に行こう!

ウォーカープラス編集部

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