鶏の旨味と生醤油のキレ、バランス抜群の淡麗系
鶏の旨味を出し切った、淡麗系の無化調ラーメンが人気を誇る。16年のオープンながら、県外からも客が訪れる人気店へと躍進した。味のブラッシュアップは常時行い、17年の初頭にはメニューを一新。その時点で菅野製麺所の麺を特注麺に切り替えた。店主は、バックパックでアジア諸国を巡り、帰国後には総合格闘家として活躍した異色のキャリアの持ち主。人に支えられた経験から、店でも客との出会いを大切にしているという。
鶏と水(醤油 790円)は希少な地鶏・天草大王に数種の厳選した鶏を合わせ、半日かけて炊き上げたスープはすっきりした味。羅臼昆布、煮干しなどで旨味を加えた醤油ダレでキレを出す。
開店時から菅野製麺所の麺を使用。現在は配合と製法にこだわったコシの強い特注麺に。タレに使う石川県金沢市の「ひしほ醤油」は、常温で寝かせ旨味を引き出す。
百麺人の田中一明も「しっかりと堅固な鶏の旨味がスープの主軸を構築。ダシ・タレ・油の三者のバランスが絶妙で、気付けば丼が空っぽに!」と太鼓判を押す一杯だ。
■鬼物語 住所:つくば市榎戸685-5 電話:非公開 時間:11:00~14:30、17:30~21:00(各LO) 休み:なし 席数:15席(カウンター9、テラス6) タバコ:禁煙 駐車場:23台(無料)
※実食データを基に記事を構成しています
ラーメンWalker編集部