所蔵する美術品のみならず、それを包む建物自体がアート作品と言える「佐川美術館」。水庭に浮かぶようにたたずむ巨大な2棟の建物は、和の趣を漂わせる切妻造の平屋建て。琵琶湖からの風が水面を揺らし、晴天時には建物に映る水の揺らぎに目を奪われる。館内から眺める水庭や、水庭の地下に広がる空間も美しく、何度も心を打つ驚きが。<※情報は関西ウォーカー2号(2019年1月4日発売号)より>
晴天時には水面が鏡の役割を果たし、水庭に建物が映り込むこともある。天気のいい日を狙って足を運ぼう。
3人の巨匠の作品をゆったりと鑑賞!
4年ぶりの展示となる国宝の梵鐘と、比叡山延暦寺を描いた平山氏の絵画を同じ部屋で展示。
作品は闇に浮かぶように展示されている。
ブロンズ像に触れられるのに驚き(一部不可)。
建物と自然が調和した空間アートな美術館
晴天時には水の揺らぎが壁に映って神秘的な雰囲気に。その光景の中に入り込んで写真が撮れるのもうれしいポイント。
「地下空間『樂吉左衞門館』のロビーの壁に映る水の影にもご注目ください。晴天時の11時30分~12時ごろだけに見られる幻想的な光景です」(学芸員の井上英明さん)
ミュージアムカフェSAM<電話:077-585-7820 時間:9:30~17:00(LO16:45) 席数:46席 タバコ:禁煙>
■佐川美術館<住所:滋賀県守山市水保町北川2891 電話:077-585-7800 予約:不要 料金:入館料(1000円)、高校・大学生(600円) 時間:9:30~17:00(最終入館16:30) 休み:月曜(祝日の場合翌日) ※1月15日(火)~18日(金)は休み 駐車場:70台(無料) アクセス:JR守山駅より近江鉄道バス佐川美術館行約35分、佐川美術館前からすぐ>
関西ウォーカー編集部