NMB48のキャプテン、小嶋花梨のプロデュース公演が4月8日に初日を迎えた。
●公演タイトルは「難波愛~今、小嶋が思うこと~」
18時01分。小嶋花梨プロデューサーがステージに登場し、公演のタイトルが「難波愛~今、小嶋が思うこと~」に決定したことを発表。
小嶋は更に「一人一人に出演してほしいとお願いに行きました」と語り、VTRでその時のメンバーの反応も合わせて、出演メンバーを発表するというスタイルで、観客を楽しませる。
上西怜、安部若菜、加藤夕夏、南波陽向、東由樹、石田優美、前田令子、河野奈々帆、貞野遥香、山尾梨奈、安田桃寧、森田彩花、山田寿々、川上千尋、谷川愛梨と15人が発表された後、「あーのんは、私のプロデュース公演のセンターです」と、ドラフト3期研究生の泉綾乃(14歳/中3)をセンターに抜擢したことを明かし、公演の幕が開いた。
1曲目は「しがみついた青春」。泉をセンターに16人が躍動する。
4曲続けて披露した後、山尾が「このメンバーで、こじりん(小嶋)が考えたセットリストを全力でパフォーマンスさせていただきます!」と挨拶。
自己紹介に続いてのユニットコーナーは、上西怜のソロ「ショートカットの夏」からスタート。6期研究生の大段結愛と岡本怜奈がバックダンサーとして花を添えた。
「100年先でも」では、ダンスパフォーマンスに定評がある加藤、石田、東、森田、山尾、河野の6人がキレキレのダンスを披露。「ジッパー」では、谷川、安田、千尋がセクシーさで観客を魅了。泉、南波、山田、貞野が「思わせ光線」で可愛さを放つと、安部と前田のドラフト3期研究生コンビは「なんでやねん、アイドル」で、コミカルな魅力を弾けさせた。
●泉綾乃の成長に先輩メンバーも感激!
再び16人で4曲続けて披露した後、8人でのMC前半は、安部の仕切りで、レッスン中のエピソードトーク。
千尋「あーのんが(近畿十番勝負のツアーの)研究生の公演も、チームの公演も、この公演もあって、すごく忙しい中、センターの重圧にも耐えて、涙を流しながら頑張っていたんです。だから、なんか…おめでとう!」(会場爆笑→拍手)
石田「旧チームNの目撃者公演で、あーのんが私のポジションをやることになって、私は客席から観ていたんですけど、まぁ、やばかったよねー(会場爆笑)。そんなあーのんが、こうしてセンターに立てていることが私はすごく嬉しくて…。成長したなぁ」(会場拍手)
と、先輩2人から、その成長力を褒められた泉は「先輩方がいたからこそ、こうして成長できました。ありがとうございます!」と、感謝の思いを伝えた。
MC後半は、森田の仕切りで、小嶋Pから出演依頼を受けた時の心境をトーク。
山田「いきなり呼び出されて、ちょっと怖いじゃないですか。それで出て下さいって言われて、(嬉しくて)泣いたんですけど、カットされてました」(会場爆笑)
上西「花梨ちゃんが、パフォーマンスがいい公演にしたいって言っていたから、じゃあ私は関係ないなって(会場爆笑)。そしたら、(出演依頼が)来たので、嬉しかったです」
谷川「私は、<待って!考えさせて!>って」
加藤「断ろうとしてるやん」(会場爆笑)
谷川「心の準備が出来ていなくて、突然呼び出されたから、しかもちっひー(千尋)から。ちっひーから話って何?告白?」(会場爆笑)
森田「私は、表情がいかつかったと思うんですけど、椅子に座ってって言われたから、椅子が壊れるドッキリやと思ったんです」(会場爆笑)
南波「私は、マネージャーさんから話があるからって言われて、そういう時って、だいたい怒られるんですよ(会場爆笑)。だから、あんまり反応できなくて、マネージャーさんに、一番(反応が)薄いって言われました」
加藤「それでまた呼び出されるんちゃう?」(会場爆笑)
などと、爆笑トークを展開。森田が「メンバー一人一人のいいところを知ってもらって、好きになってもらえるように、いい公演を作り上げていきたい」と、MCを締め括ると、谷川が「私たちはNMB48を本気で愛しています。私たちの気持ちの詰まったこの曲を最後に聴いて下さい」と語り、この公演のために作られたという新衣装で、公演タイトル曲の「難波愛」を披露した。
●劇場公演では初!?大喜利のコーナー
アンコールの始まりは、学校のチャイムの音。「ここは大阪難波女学院・お笑い部です。私が日替わり顧問の山尾です。部員たちは日々、お笑いの修行を積んでいるんですが、どうか温かい目で見守っていただけると嬉しいです」と、ハードルを下げて、谷川、森田、山田、安部、前田の5人を呼び込み、大喜利のコーナーがスタート!
「こんな劇場は嫌だ!」というお題に対して、
前田「なんかちょっと変な匂いがする」
安部「隅っこにずっと何かいる」
谷川「地図どおりに行くと、そこは廃墟になった学校だった」
森田「ギャルしかいない」
山田「パンダが大量発生」
という回答を発表。お笑いも出来るNMBをアピールすると、『生徒手帳の写真は気に入っていないの法則』をパフォーマンス。
「床の間正座娘」、そして「青春のラップタイム」で会場を盛り上げた。
後は、山田が「最後の『青春のラップタイム』でわかった方もいらっしゃるかもしれませんが、この公演は全てNMB48の楽曲です。花梨ちゃんはもともとNMB48のヲタクで、皆さんと同じ側だったと思うんですけど、まさか自分がNMB48に入って、キャプテンになって、プロデュース公演をするなんて、思ってもなかったと思うんですよ。そんな花梨ちゃんは人一倍難波愛が強くて、私たちもその気持ちを大切にしていきたいですし、私たちも難波愛が強くて、NMB48のことが大好きなので、ファンの皆さんにも誇りを持って、NMB48が好きだと言っていただけるように、これからも頑張っていきたいと思います!」と挨拶。約2時間の初日公演は幕を閉じた。
次回、終演後に行われた小嶋花梨プロデューサーの会見の詳細をレポートします!
◆小嶋花梨プロデュース「難波愛~今、小嶋が思うこと~」公演セットリスト
(19年4月8日@NMB48劇場)
overture
M1 しがみついた青春
M2 どしゃぶりの青春の中で
M3 存在してないもの
M4 NMB48
~MC(自己紹介)
M5 ショートカットの夏8(上西+バックダンサー:結愛・岡本)
M6 100年先でも(加藤・石田・東・森田・山尾・河野)
M7 ジッパー(谷川・安田・千尋)
M8 思わせ光線(泉・南波・山田・貞野)
M9 なんでやねん、アイドル(安部・前田+バックダンサー6人)
~MC
M10 休戦協定
M11 空腹で恋愛をするな
M12 四字熟語ガールズ
M13 片想いよりも思い出を
~MC
M14 難波愛
アンコール
~MC(大喜利コーナー)
M15 生徒手帳の写真は気に入っていないの法則
~MC
M16 床の間正座娘
~MC
M17 青春のラップタイム
~MC
【取材・文=ポッター平井】
<ポッター平井・プロフィール>
構成作家・ライター。MBSラジオ「NMB48のTEPPENラジオ」などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドルサポーター。
ポッター平井