今では参拝の証として授与される「ご朱印」だが、その起源は、奈良・平安時代に写経を奉納した際にいただいた「納経受取の書付」に由来するといわれている。神社は社務所、寺院は寺務所などでいただく場合が多い。授与していない寺社や、書き手が不在でいただけないこともあるので、事前に確認をしよう。
1.神社に着いたらまず一礼
鳥居の前で、まずは一礼。神社の鳥居には「一般社会」と「神域」を分ける結界の意味があるといわれています。中央は神様の通り道なので、礼をする時、参道を歩く時は道の端を。
2.手水舎で清める
ひしゃくを右手で持ち、左手に水をかけたあと、ひしゃくを持ち替え、右手に水をかけます。さらにひしゃくを持ち替え、水を左手に溜め、その水で口をすすぎ、口をつけた左手を水で清めます。最後にひしゃくを立てて、水を流して柄を清めます。※神社によって作法が異なる場合があります。
3.参拝をする
お賽銭を納め、鈴がある場合は鳴らします。神社での参拝作法は「二拝二拍手一拝」が基本です。体を90度に折り2回礼をしたら、両手を合わせ、右指先を少し下にずらして2回柏手を打ち、両手を合わせて祈願します。祈願後、もう一度深く礼を。
4.ご朱印を頂く
ご朱印は、社務所や授与所で受け付けています。書いてほしいページを開き、書き手にご朱印帳を渡します。ご朱印を書いてもらっている間は、静かに待つのがマナー。初穂料は、ご朱印帳を受け取る時に納めます。最後にお礼を忘れずに。
九州ウォーカー編集部