ドイツに起源を持つバウムクーヘンは、今年で日本に上陸して100周年。最近では人気バラエティー番組で取り上げられ話題にも!空前のバウムクーヘンブームを予期した東海ウォーカー編集部の学生ライターたちは、急いで全国各地から人気のバウムクーヘンを取り寄せ、食べ比べをすることに。この時はまだ、自分たちがバウムクーヘンの虜になることに気づいていなかったのである...。
早速「いただきま~す!」まずは、プレーンタイプから
まずは、プレーン味のものをいくつかピックアップして食べ比べ。まず食べたのは「洋菓子工房年輪舎」(北海道)の「手焼きバウムクーヘン プレーン」。バターがコク深く、芳醇なラム酒の香りが鼻から抜ける。食感はしっとりタイプ。
続いて「Patissier Eiji Nitta(パティシエ エイジ・ニッタ)」(兵庫県)の「ミルクバーム」を食す。ミルク風味の生地は、上品な甘さでくどくない。最外層がアイシングでコーティングされており、外はカリッと、中はふわふわの食感だ。
「洋菓子店StellaLune(ステラリュヌ)」(奈良県)の「TAMバーム」は、卵の味の濃さが印象的だった。またその食感は、しっとりなめらかであるのに加えてジューシー。
「洋菓子きのとや」(北海道)の「きのとやバームクーヘン(S)」は、しっとりとした口当たり。生地自体の甘さは控えめだが、砂糖でコーティングされており、全体としてのバランスが良い。
まだまだ食べる。「バウムクーヘン専門店 cocoro」(埼玉県)の「心呂 リングバウム」は、農林水産大臣賞を受賞した卵を使用したバウムクーヘン。卵の甘味が優しく、ふわふわ食感で厚みがある。子どもから大人までみんなに愛される味わい。
創業以来40年変わらぬ手焼きの製法で作っているという「フランス菓子サンドール」(岐阜県)の「手焼きバームクーヘン」。食べると、華やかな香りが鼻を抜ける。しっかりとした食感と、なめらかな口どけを併せ持っているのが魅力。
ひとくちに「プレーン」と言っても、ここまで差があるのか...。バウムクーヘンのポテンシャルの高さは計り知れない。早くも心を掴まれてしまったぞ。
続いて、気になるバウムをピックアップ!
続いて、ライターたちが個人的に気になるバウムクーヘンをピックアップしてみた。どれも個性的で、そしてウマい!
「和の香珈琲 バウムクーヘン工房」(和歌山)の「白浜ばうむ」は、箱を開けてびっくり、真っ白なバウムクーヘンなのだ。その食感も特徴的で「究極のふわふわ」と言いたくなるほどやわらかい。
「あづみ野菓子工房 彩香」(長野県)の「りんごのバウムクーヘン」には、信州産完熟リンゴ「ふじ」のシロップ漬けがまるごとイン。バターの味が濃いしっとり生地と、甘酸っぱいリンゴが絶妙で、いくらでも食べられそう。
「雅正庵 byおやいづ製茶」(静岡県)の「静岡抹茶バウムクーヘンCHIYOの和」は、楽天市場の「グルメ大賞」バウムクーヘン部門で、2度大賞を受賞している実力派。味は、とにかく静岡抹茶の味が濃い!しかし雑味や渋味は一切なく、贅沢な茶葉の旨味を体感できる。
「KOTOnEYA」(群馬県)のバウムは、なんと味噌味!そんな「味噌soyバウム」は、芳醇なバターの香りに、ほんのり味噌の香ばしさが感じられて、意外にも食べやすい。食感はかなりのしっとり系で、口どけの良さと塩気が相まってどんどん食べ進められる。
「しあわせお菓子 ふらん・どーる」(石川県)の「和栗バウム」は、今の時期にぴったり。和栗風味でふわふわの生地に、和栗の甘露煮がたっぷり載っている。上品な見た目で贈り物にも良さそう。
まさかこの身近なスイーツがここまで多種多様で奥深いものだったとは...。ライター一同は、すっかりバウムクーヘンの虜になってしまった。
バウムクーヘンが食べたくなった人は...
以上の記事を読んで「あぁ、バウムクーヘンが食べたい...」なんて思った人に朗報。2019年11月6日(水)から11月11日(月)まで「松坂屋名古屋店」(名古屋市中区)で「バウムクーヘン博覧会」なるものが開催される!バウムクーヘン100周年を祝すこのイベントでは、今回紹介したバウムクーヘンはもちろん、全国各地の逸品が大集合する。食べ比べをして、お気に入りのバウムクーヘンを見つけよう!
■バウムクーヘン博覧会 / 期間:2019年11月6日(水)~11月11日(月) / 会場:松坂屋名古屋店 / 住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1
植木麻友