福岡・久留米エリアで19年にオープンしたコーヒーショップをセレクト。こだわりとトレンド、二つを融合させた新鋭たちをたっぷりと味わおう!
ロースタリーにダイニングを併設して“新生”カウンティをどう楽しむ?「COFFEE COUNTY Kurume」
コンテストのタイトルなどに頼らずに、全国的な知名度を誇るコーヒー店は少ない。同店はその稀有な一店。それだけ、コーヒーへのこだわりにエッジがきいているということだ。開業から約5年を経て、次のステップとなった移転。その大きな理由に新たな焙煎機の導入がある。「25kg釜を据えるのに、広さが必要でした」と店主の森 崇顕さん。
そして大きな空間を得たことで+αになったのが、森さん自身常連の「マツノブデリ」の併設。1階のカフェではスイーツ、2階のレストランではランチと、コーヒー以外の楽しみにも注目したい。写真は、ミルクが少なめの「ワンサードラテ」(500円・税込)と、マツノブデリのタルト。スイーツに使う果物は季節替り。
[COFFEE COUNTY Kurume(コーヒー カウンティ クルメ)]福岡県久留米市通町102-8 1F / 0942-27-9499 / 11:00〜19:00、マツノブデリランチ11:30〜14:30(LO) / 火曜休み
エスプレッソ好き必見!福岡では稀有なオージースタイル「neutral bay cafe」
シドニーで7年、バリスタとして働いたアヤナさんと、オーストラリアで出会ったご主人のアレックスさん夫妻が営む。久留米を出店の地に選んだのは、アヤナさんの家族が在住という縁から。早朝から営業するオージースタイルで、開店から1か月ですでに近隣で生活する人々に親しまれている。
コーヒーはエスプレッソの前半工程の液体だけを抽出した「リストレット」、それを使ったラテ風の「マジック」など、現地の味を再現したメニューも用意。アレックスさん手製のパンを使う朝食も一緒にぜひ。通常のエスプレッソより香り高く、コクが深い「リストレット」とミルクを合わせた「マジック」(500円・税込)、「ハムチーズトースト」(550円・税込)。パンはアレックスさんの手作りで、天然酵母仕立て。現地で「サワードウ」と呼ばれるブレッド。
[neutral bay cafe(ニュートラル ベイ カフェ)]福岡県久留米市六ツ門町6-18-101 / 電話なし / 7:30〜15:30(LO15:00) / 月曜休み
九州ウォーカー編集部