今年初めての冬を迎えた「ムーミンバレーパーク」では、2020年3月8日(日)までの期間、「WINTER WONDERLAND in MOOMINVALLEY PARK」が開催。アートとテクノロジーがコラボした、光や音、映像とともに物語を体験できるイベントで、訪れる人たちを冬のムーミンの世界へといざなってくれる。
ムーミン谷の不思議な冬の世界を再現
小説「ムーミン谷の冬」をテーマに、昼と夜で異なる表情を演出する「ムーミンバレーパーク」。はじめて冬眠から目覚めてしまったムーミントロールが体験する、不思議な冬の世界を再現している。
昼間は「おさんぽラリー~りすをさがして~」が開催中。なぞ解きをしながら園内をめぐるイベントで、難易度も低いので、小さな子供のいるファミリーでも気軽に挑戦できる。参加したい人は、入り口すぐの「はじまりの入り江エリア」にある「はじまりの店」でラリーの用紙を入手しよう。
「ムーミン谷エリア」ではナイトイルミネーションも実施。ムーミン屋敷にて約10分間のプロジェクションマッピングを行っており、オーロラが映し出される。実際のオーロラのように、気温や湿度などによって見え方が変わるしくみ。美しい光に包まれたムーミン屋敷の様子に、子供から大人まで目が離せなくなるはず。冬の夜空で光と音が織り成すムーミン谷の世界を体感できる。
また、ムーミン屋敷の前には高さ約4メートルの冬のシンボル「ムーミン谷のウィンターツリー」が登場。音を奏でる不思議なツリーで、夜になるとバイオリンなどの楽器が浮かびあがり、フォトスポットとしても人気を集めている。
幻想的な雰囲気の夜の「おさびし山エリア」
これまで夜はオープンしていなかった「おさびし山エリア」にも演出が行われている。夕暮れを過ぎると「おさびし山」までの道のりには、冬にだけ光るといわれている花が咲き乱れ、幻想的な光の花道が現れる。登っていった先の頂上には「天文台」があり、雪玉のランタンの灯りを通して物語のワンシーンが映し出され、本の世界に迷い込んだような不思議な体験が可能。
暗くなってくると、園内の足元にもしかけが。「あいまいなものの道」ではムーミンの仲間たちと一緒に“雪遊び”が楽しめる。「みんなの足あとの道」には、プロジェクションマッピングの演出によりいろいろな足跡が出現し、歩くのが楽しくなる。
展示施設「コケムス」のあるレストラン「ルオカラ」やカフェ「カハヴィラ」には冬季限定メニューが登場しており、寒い日にホッとひと息つくのにぴったり。また、ワークショップでも「ムーミン谷のアイシングクッキー」(3枚セット/税込2500円)や「針と糸でムーミンのアートをつくろう!」(税込2000円)といった新しいプログラムが用意されている。
たくさんのしかけと演出が詰まった「ムーミンバレーパーク」の冬。澄んだ冬の空気と美しい自然の中で、ムーミンの物語の世界を探検しよう。
(C)Moomin Characters
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岡部礼子