真っ白なスープに凝縮された鶏のおいしさを追い求め、各店がしのぎを削る鶏白湯(パイタン)。今回は2016年から2019年までに東海エリアにオープンしたラーメン店のなかから、おすすめの5店を紹介!エスプーマやレアチャーシューをはじめ、香味バターなどの斬新なアレンジを加えた多彩なラインナップを楽しもう。
他の追随を許さない、まったり濃厚な鶏白湯といえばここ
●「ラーメン イロドリ」(岐阜県岐阜市)
ラーメンWalkerグランプリで2018年、2019年、2020年と、連続1位に輝く実力店「ラーメン イロドリ」。部位ごとに炊く時間を変え、濃厚な旨味を凝縮させた鶏白湯スープと自家製麺で個性を発揮。定期的に登場する限定メニューも見逃せない。
「特製イロドリらぁめん」(930円)は、奥美濃古地鶏などの甘い香りと旨味で満たされた自慢の1杯。スープは仕上がってから1晩寝かせ、タレには地元の蔵元の特製醤油を使っている。丁寧に仕込まれた鶏チャーシューなど、トッピングも彩り豊かだ。
■ラーメン イロドリ / 住所:岐阜県岐阜市北一色5-13-25 ガーデンハイツ / 電話:058-201-5000 / 時間:11:00~14:00、18:00~21:00 / 休み:月曜
フレンチの技で決めた独創性豊かな鶏白湯
●「ORIBE(オリベ)」(愛知県豊橋市)
三河赤鶏の旨味が詰まった鶏白湯麺が看板の「ORIBE」。調理法が違う4種類のチャーシューや、替え玉に香味バターがトッピング(90円~)できるなど、元フレンチシェフならではの技が生きる。
「鶏白湯麺」(800円)は、濃度を抑えたスープと白醤油をベースにしたタレで、あっさりと仕上げた1杯。トッピングの野菜は旬に合わせてチョイスしている。
■ORIBE / 住所:愛知県豊橋市井原町26-1 / 電話:0532-39-8272 / 時間:11:00~14:30、18:00~21:00 / 休み:木曜
泡スープと自家製麺の名コンビネーション
●「麺家 獅子丸(ししまる)」(名古屋市中村区)
「麺家 獅子丸」は、藤が丘の「半蔵」の2号店。内装や器はカフェのようにおしゃれで、本格的な味わいのメニューがそろう。麺は北海道産小麦粉100%使用の自家製。ツルツル、モチモチの食感が身上だ。
「獅子丸ぱいたんらぁめん」(820円)は、濃厚な鶏白湯に、節系と羅臼(らうす)昆布の和風ダシを加えたダブルスープが魅力。圧力寸胴鍋で国産の鶏ガラと豚骨、野菜を高火力で煮出し、クリーミーに仕上げている。トッピングの豚カタロースと鶏ムネ肉は低温調理で柔らかな口当たりが楽しめる。
■麺家 獅子丸 / 住所:愛知県名古屋市中村区亀島2-1-1 新幹線高架下 /電話:052-453-0440 / 時間:11:00~14:30、17:30~21:45、日祝 11:00~、17:00~21:00 / 休み:なし
美レアチャーシューとエスプーマの華麗な競演
●「鶏そば 啜る(すする)」(名古屋市中区)
豚カタロースのレアチャーシューを際立たせたラーメンが人気の「鶏そば 啜る」。鶏白湯のスープは泡立てることで風味が増し、チャーシューとの絡みも抜群だ。
「鶏そば」(800円)は、肉の味わいを堪能できるよう、ノーマルでチャーシューが3枚ものる。国産の鶏ガラのみを強火で8時間炊き込んだスープは、骨の髄から出る旨味が凝縮。濃厚かつエアリーな口当たりのスープとモチモチの自家製麺も好相性だ。
■鶏そば 啜る / 住所:愛知県名古屋市中区丸の内2-15-18 ビックバン丸の内 / 時間:11:00~14:00、18:00~21:00 ※チャーシューがなくなり次第終了 / 休み:日祝、水土の夜
あと味すっきりな奥美濃古地鶏で勝負
●「ラーメン翼(つばさ)」(岐阜県各務原市)
「ラーメン翼」の「鶏白湯 全部のせ」(980円)は、鶏の旨味を凝縮した、まろやかな口当たりのスープが評判。奥美濃古地鶏の丸鶏を、骨が溶けるまでじっくり煮出したスープは濃厚ながらもすっきりとしたあと味だ。塩ダレにホタテやアサリの魚介エキスを加えているため、旨味が深く、最後まで飲み干したくなる。低温調理した美濃けんとんのカタロース肉と鶏ムネ肉のレアチャーシューも自信作だ。
■ラーメン翼 / 住所:岐阜県各務原市鵜沼三ツ池町1-33-1 / 電話:058-257-1586 / 電話:11:00~14:00、18:00~21:00、日 ~14:00 / 休み:月曜
※値段はすべて税込価格です
東海ウォーカー編集部