2013年もクリスマスの到来を告げる、スターバックスのレッドカップを見かける季節がやってきた。いよいよ11月1日(金)から、「クラッシュ マロン パイ ラテ」(Tall480円)と「クラッシュ マロン パイ フラペチーノ(R)」(Tall500円)のクリスマス限定ドリンクが登場、12月25日(水)までスターバックス全店(一部除く)で販売される。今回はスターバックスに今までなかったマロン風味を採用したということで、同社商品開発担当の中島さんに話を聞いた。
「日本オリジナルの味を開発するに当たり、秋冬に食べたくなる温かみのあるお菓子として、マロンパイをモチーフにしました。コーヒーに合うのはもちろんですが、クラシックなイメージのあるマロンをカジュアルに楽しめるドリンクとして、お客様に楽しんでほしかったのです」。
ホイップクリームにクラッシュしたパイとマロンソースがたっぷりかかった新商品。仕上げに振りかけたパウダーシュガーはホワイトクリスマスを連想させる真っ白な雪のようだ。表面の濃厚なマロンソースが絡んだパイの部分を口に運ぶと、まさにマロンパイのようだが、味を再現するために工夫した点はどこだろうか?
「パイクラストは香ばしさやサクサク感を出すため、焼き色を強めにしました。食感を保つため、店舗のバリスタがクラッシュしています。ソースはマロンペーストをふんだんに使用し、風味に奥行きを出しました」とのこと。パイの仕込みは手作業のため、店によって形状が異なり個性が出るそうだ。色々な店舗で比べてみても面白そうだ。さらに、この限定ラテを一口飲んでみると、いつものラテにマロンソースが溶け込み、さっぱりとした甘さが感じられた。ベースに入ったエスプレッソの香りに負けず、マロンの風味がしっかり漂う仕上がりだ。
一方、限定のフラペチーノについては、「意外に思われるかもしれませんが、冬場も人気です。暖房の効いた商業施設などで、買い物に疲れたお客様が頼むようです。冬にコタツでアイスを食べる感覚ではないでしょうか。ミルク風味のフラペチーノ(R)とマロンソースが綺麗なマーブル模様を描くようにしたかったので、マロンソースの開発に苦労しました」。あえて混ぜ切らないことで、味の変化が楽しめるようにもなっている。マロンソースをダイレクトに口に含む部分もあるので、先ほどのラテよりもマロンの風味が際立つ印象だ。
「お勧めはフラペチーノにチョコソース(無料)やチョコチップ(プラス50円)を追加することです。マロンチョコレート風味になって、さらに違う魅力が堪能できますよ」と、最後にカスタマイズの楽しみ方も教えてくれ、2度、3度と試してみたくなった。
他に同時期発売の「ホワイトチョコレートマシュマロケーキ」(420円) は、この時期限定の特別なスイーツ。ほんのりビターなキャラメル風味のスポンジ生地に、真っ白なマシュマロやホワイトチョコレートクリームをトッピングした。オレンジと白のコントラストが見た目にも華やかで、ホールケーキのような形もクリスマス気分を盛り上げてくれそうだ。店頭もクリスマスムードで華やかになるホリデーシーズン、発売が待ち遠しい。【東京ウォーカー】