一気に涼しくなり、紅葉観賞、くだもの狩り、グルメ旅など、秋ならではの楽しみが満載の行楽シーズンに突入!休日には、“ちょっと遠出”のドライブを楽しむ人も増えてきている。だが、その翌日、なかなか疲れや眠気が取れず、仕事に支障をきたしてしまうケースも少なくない。そこで、疲れの原因は運転によって生じる“こり”にあると提言する、日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の長坂靖子さんに、“こり”の改善法を聞いた。
長坂さんによると、運転は長時間同じ姿勢をとることが多いので、体の歪みや血流量の滞りなど、健康面にも悪影響をおよぼしやすいという。そのため運転中は、1時間に1回は休憩を取ってストレッチを行い、血流量をアップすることで、疲労物質を排出しやすい状態を保つことが重要なのだそうだ。とはいえ、実際に運転をしていると、渋滞などにハマってしまい、定期的に休憩を取れないことが多い。そこで効果を発揮するのが「ピップエレキバン」。磁気の力で血行を促進し、こりをほぐしてくれるので、筋肉が固くなっている箇所に貼っておけば、血行を良くし、こりをほぐしてくれるという。
また、席の座り方にも正しいスタイルがあるそうで、まずはシートと背もたれに隙間ができないように、深く腰をおさめる。続いて、ブレーキペダルが踏み込める位置まで座席を前後にスライドさせる。その際は足元だけでなく、ひじが曲がる位置でハンドルを握れるよう、背もたれの角度も同時に調整。そうして、その姿勢でバックミラー、サイドミラーが自然に見えるように調整し、シートベルトは緩みが出ないように固定すれば、全身のこりを軽減できるそうだ。運転の合間のストレッチはもちろん、運転中の姿勢もしっかりと意識することで、より快適なドライブが楽しめるというわけ。
続いて長坂さんに、都心から日帰りで行ける観光地を3ヶ所ピックアップしてもらい、各ドライブルートに適した、こりの改善法を教えてもらった。最初に紹介するのは、片道約2時間半から3時間で行ける日光までのドライブルート。日光東照宮をはじめ、中禅寺湖や華厳の滝など見どころが満載で、秋の行楽にぴったりなスポットではあるが、曲がりくねった山道の運転は注意力を必要とするため、知らず知らずのうちに首や肩の筋肉が固くなってしまう。そこで、こちらのルートを運転する際は、まず首の後ろの付け根から肩に向かって、L字になるようにエレキバンを4枚ずつ貼る。続いて肩甲骨の内側に沿って左右に3枚ずつ貼り、肩まわしのストレッチを行うことで、肩周辺のこりがほぐれ、より運転に集中できるそうだ。
一方、幅広い層に人気の東京ディズニーリゾートは、移動時間は約30分ながら、首都高速などの交通量の多い道を走ることが多く、土日祝日は渋滞に巻き込まれることも少なくない。そのため、アクセルとブレーキをくり返し踏むことで足の筋肉に負担がかかり、さらにパーク内で1日中歩き回るので、帰るころにはぐったり疲れて血流も悪くなってしまう、という意見が多数寄せられている。長坂さんによると、こちらのルートを走行する際は、ひざ裏に2枚ずつ、ふくらはぎの中心に1枚ずつエレキバンを貼り、ももとふくらはぎのストレッチを行うのが効果的だそうだ。足の筋肉となると車内では動かしにくいので、運転前にしっかりほぐしておくことをおすすめする。
最後に紹介するのは、都心から約1時間半で行ける御殿場アウトレット。見通しの悪い住宅街の細い道や山道を走ることになるので、長時間の集中による眼精疲労や肩こりが心配されるが、それよりも気になるのが、アウトレットでのショッピングや周辺スポットでのくだもの狩り。荷物を抱えたまま歩き回ることで、腕や肩はもちろん、腰にも負担がかかり、帰宅後も腰が痛くてなかなか寝付けなかった、という声が多く寄せられているそうだ。そんな、御殿場アウトレットまでのドライブルートにおすすめのエレキバンの貼り方は、こっていると感じる方の腰に、背骨の左右にある筋肉に沿って3枚ずつ貼る、といったもの。背面だけでなく、体の前側にも同様に貼り、いわゆる“猫のポーズ”で10秒ほど体をほぐせば、こりの解消になる。
ちなみに、御殿場までのドライブルート上にある海老名サービスエリアでは、11月11日(漢字で書くと十一十一)が“磁気の日”であることにちなみ、11月8日(土)から11日(火)と、22日(土)から24日(祝)の期間中、「ピップエレキバン」のサンプリングイベントが実施される。くじ引きボックスから、エレキバンの貼り方が描かれた「貼り方カード」を引き、「貼り方リーフレット」と商品サンプルを配布する、といった内容。商品体験や販売コーナーもあるので、この期間中にドライブの予定がある人は、立ち寄ってみてはいかがだろう。【東京ウォーカー】