トヨタ自動車(以下、トヨタ)は、TOYOTA GAZOO Racingが新開発した「86 GRMN(コンセプトカー)」(以下、86 GRMN)の魅力を堪能できる展示企画「TOYOTA GAZOO Racing PADDOCK in GINZA」を、2016年1月11日(祝)までの期間限定で開設。同企画の見どころを、リポート形式で紹介しよう。
86 GRMNとは、トヨタのレーシングチームTOYOTA GAZOO Racingが、ニュルブルクリンク24時間耐久レースでの経験を生かして開発した、全てのクルマファンに“同レースで鍛えた走りの味”を提案する車両。
レースで得たノウハウを活用し、エンジンの応答性の向上、軽量化・低重心化、ステアリングの小型化など、スポーツマインド溢れる設計を実現。クルマを操る楽しさや、数値では語れない感性を徹底的に追求した、要注目の新車だ。
展示物を順に見ていくと、銀座通りに面した屋外エリアには、86 GRMNを展示。エリア自体が、ニュルブルクリンク24時間耐久レースの難所である“最大勾配17%の坂”を再現した作りになっていて、レースの迫力と高いスポーツ走行性能を感じられる。
続いてパドックの屋内には、TOYOTA GAZOO Racingのレーサーが実際に使用しているテストシミュレーターが展示。乗り込んで走行体験することもでき、レースコースの映像と連動した、スピード感溢れる運転が楽しめるようになっている。ちなみに座席は、走行に応じて振動する仕組みになっていて、記者も体験してみたところ、非常にリアルな操作感覚を味わえた。
また、この他にもニュルブルクリンク24時間耐久レースに関する資料や、ドライバーが使用するヘルメットなど、レースの臨場感を伝えるアイテムも多数展示されている。取材時には、これらの写真を撮影して行く来場者も非常に多かった。
車両の展示だけでなく、その乗り心地を仮想体験できるテストシミュレーターも用意するなど、トヨタとしても初の試みが満載の「TOYOTA GAZOO Racing PADDOCK in GINZA」。年末年始も12時から20時までの間、休まず開催しているので、銀座を訪れた際は、こちらの会場にも足を運んでみてはいかがだろう。【東京ウォーカー】