きかんしゃトーマス号でおなじみの大井川鐡道と国土交通省中部地方整備局長島ダムが共同で、インフラツーリズムの一環として「長島ダム内部見学プラン」を開始した。
インフラツーリズムとは、世界に誇るべき土木技術や優れた性能を有する土木構造物など、 特徴あるインフラ施設を観光資源として活用するもの。長島ダムは2001年に完成した、堤高109mの多目的ダム。水力発電は行われておず、洪水調節や不特定利水、灌漑、上水道供給などを目的としている。
今回のプランでは、大井川鐵道の本線(金谷~千頭)、井川線(千頭~長島ダム)を乗り継いで長島ダムへ。アプトいちしろ駅~長島ダム駅間では、日本でここだけという、日本一の急勾配を登る「アプト式区間」が体験できる。
現地に到着すると長島ダムの職員による解説付き見学会がスタート。ダムの内部や資料館「ふれあい館」などを見学し、ダムの建設背景からダムが果たす役割、職員の仕事内容など、長島ダムについて細かく知ることができる。
最近はマニアも増えているダム。外から眺めるだけでも十分楽しめるが、ダム内部の体験も加わり、非日常感を味わえること間違いなし。この春は迫力のダム体験をぜひ!【東海ウォーカー】