ミツバチはよほどのことがないかぎり人間を刺さない(第20回)

東京ウォーカー(全国版)

#20_ミツバチはよほどのことがないかぎり人間を刺さない『昆虫ハンター・牧田 習のオドロキ!!昆虫雑学99』(著:牧田習)

街なかで花が植えられている場所の近くを通ると、 ミツバチ が飛んでいることがありますよね。「ブーン」と音がするため、怖がってしまう人が多いのではないでしょうか?でも、安心してください。 ミツバチはよほどのことがないと、私たち人間を刺すことはありません。なぜなら、ミツバチは一度毒針でブスッと刺すと、自分の体の中身が外に抜け出てしまい、死んでしまうからです。

では、自分が死ぬのにもかかわらず、どういう時に刺そうとするでしょうか?それは、 ミツバチにとって自分の命よりも大事な巣が危険にさらされた時です。 「自分の命を犠牲にしてでも巣を守らなければならない!」と感じると、人間を刺そうとします。なので、ミツバチの巣を攻撃したりすると刺されるかもしれませんが、花の蜜を集めている様子をそっと観察するくらいでは、まず刺されることはありませんので、静かに見守ってあげましょう。

■データ
名前 ◎セイヨウミツバチ
体長(成虫) ◎1.2〜1.3cmほど
生息地 ◎世界各地
活動時期(成虫) ◎4〜11月
特徴 ◎黒と黄色のしま模様の体を持つ
採取難易度 ★

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