福岡・渡辺通の路地裏にたたずむスペインバル「山バスク」(福岡市中央区)。オープンキッチンスタイルのライブ感あふれる店内では、スペイン・バスク地方で食べられている郷土料理“バスク料理”が味わえる。
隠れ家バルでバスクの料理と酒を満喫
料理は、スパニッシュのシェフでもある店主・中村郁雄さんが手がける。豚バラに5種類のスパイスやハーブを包んだ自家製ベーコン「バントレッシュ」(950円)をはじめ、伝統的な煮込み料理「タラのピルピル」(750円)など、種類豊富なメニューが並ぶ。
どのメニューもオリーブオイルや塩、スパイスなどをふんだんに使用し、しっかりと味付けをするのが特徴。ビール界のドンペリを称される「イネディット」(ボトル2160円)や、ワイン(グラス各種550円から)など、スペイン産中心にそろえる酒とともに味わうのがおすすめだ。
店内はコの字型のカウンターが15席で、イスの下に荷物置きや足置きスペースを設けるなど細かい配慮が居心地のよさを感じる。また、2階にある系列のワインバー「FZERAF!(フゼラフ)」も人気。同店とともに夜深い時間まで営業しており、2軒目、3軒目にもぜひ利用したい。
[山バスク]福岡県福岡市中央区渡辺通5-5-3 1F / 092-791-9396 / 17:00~翌2:00 / 火曜休み
【九州ウォーカー編集部/取材・文=久保田学(J.9)、撮影=菅祐介】
久保田学