『40までにしたい10のこと』で大注目の庄司浩平、将来のビジョンは「2足ではなく何足かのわらじを履きたい」

東京ウォーカー(全国版)

ドラマ24『40までにしたい10のこと』、『仮面ライダーガヴ』などに出演し、注目を集める庄司浩平さんの2nd写真集『だから、ぼくは』が発売中。自身が制作に深く関わった写真集へ込めた想いについてインタビュー。さらに、ブレイクのきっかけとなったドラマ作品について振り返ってもらいながら、俳優としての自身について語ってもらった。

2nd写真集を発売したばかりの庄司浩平さんにインタビュー


「一度しか見てもらえないのは寂しい」見るたびに違う感情を抱ける写真集に

――写真集『だから、ぼくは』は、庄司さんが書き下ろした文章によるストーリー仕立ての写真集になっていますね。

【庄司浩平】文字を書くことが好きだったので、文字と組み合わせた写真集を作れたらおもしろいんじゃないかなと思ったんです。一度読み終わった写真集を、また手に取ろうと思ったことがないなと感じていて。一度で満足してしまうというか。一度しか見てもらえないのは寂しいので、見るたびに違う感情を抱ける作品にしたいなと思い、このような見せ方のものが出来あがりました。

――1st写真集と比べて、制作に携わるスタンスにも変化はありましたか?

【庄司浩平】全く違っていると思います。最初の写真集のときは何もわかっていなかったので、何をやるか、どんな衣装を着るかなどについては関わっていませんでした。1st写真集はそういったフレッシュさや、写真集といえばこうだよねという王道をやるよさだったりが求められているものだと思います。ただ、今回は2冊目ということで深く関わっていろいろな意図を込めながら、新しいことができたらと思って取り組んでいきました。

【写真】「100点の出来栄え」と語る写真集から、庄司浩平さんの魅力あふれる1枚(C)KADOKWA/写真:神藤剛


――自ら短編小説も執筆されるほど文学がお好きということですが、本作を制作するにあたり影響を受けた作品があれば教えてください。

【庄司浩平】梶井基次郎の「檸檬」ですね。“あまりよくわからないけど、なぜか最後は晴れ晴れする”という世界観を取り入れたいなと思ったんです。文庫の「檸檬」を持っているカットがあるなど、「檸檬」のエッセンスを散りばめた写真集になっているので、ぜひ見つけてほしいです。

窮屈さを感じていた2年前からの変化

――本作の中で特にこだわった部分についても教えてください。

【庄司浩平】顔に塗料を塗ったブラックコーデのものですね。ベルトで上半身を縛っているのですが、すごくおもしろい絵ができたなと思いました。遊び心があるけど、実は縛られていて、そのあとの文章につながるような一枚になったなと思っています。

――庄司さんがSNSで発信する言葉の中にも“縛りから抜け出す自由”、“窮屈”といったニュアンスが散りばめられているように感じます。そういう意味で、選んだ一枚はご自身と通ずる部分もあるのかなと思ったのですが。

【庄司浩平】そうですね。2年前ぐらいまでは窮屈だなと思う時間は多かったです。ただ最近は、この写真みたいに遊び心を持てるようになったなと感じています。この仕事をしているうえで“縛り”はどうしても身近なものだと思います。ただ、社会を生きるということはどこかに属するということなので、僕だけではなく、誰でも大なり小なり、縛られているのかなと。そんな当たり前のことを理解できた瞬間から、今の環境にも遊びはあるんだなと、捉え方が変わったように思います。

(C)KADOKWA/写真:神藤剛


――制作の過程でゲラチェックなども経験されたかと思います。俳優業とは違う作業をやってみて、感じたことはありますか?

【庄司浩平】構成がとても大切だなと思いました。新聞にコラムを寄稿したこともあるので、構成を考えるおもしろさは理解していますが、今回は100何ページもある中で写真を選んで、写真の大きさはどうするか、見開きにするかなど考えていきました。読み手を飽きさせない工夫も大切だし、作り手の意図も入れていきたいしと、本当にさまざまな方向から考えないといけないんだなと実感し、とても学ぶことが多かったです。

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