福岡市の中心部・天神にある水鏡天満宮の横細路地に人気が並ぶ“博多名物うまかもん通り”。その一角に店を構える創業40年以上の「真(まこと)」(福岡市中央区)は、サバ料理が好評で、特に“サバの一枚焼き”が入った「鯖の一枚焼き定食」(900円)のみで勝負する昼は、1日200人近い客が訪れる人気ぶり。
店主も胸を張る極上のサバは、肉厚&プリプリの旬の味
サバは産地にこだわらず、“鮮度”“脂ののり”“600g以上の大きさ”の3つのポイントを見て店主自らがセレクト。さらに、もっとも脂がのる“秋サバ”を厳選し、12トンもの量を一気に仕入れる。鮮度を保たせるため急速冷凍しているので、年間通して旬の味わいが楽しめるのも魅力だ。
分厚くカットした切り身は、一匹一匹丁寧に塩を薄くまぶし、ふっくらと焼き上げる。食べる時は、醤油をかけるのもいいが、まずは、そのままでパリッとした皮や、柔らかく肉厚な身からジュワ~ッとあふれる脂の甘味を存分に堪能してほしい。おかわり自由のご飯が何杯でも食べられそうな味わいは感動モノだ。
夜は居酒屋として営業し、すりゴマとブレンド醤油をかけ、サバの旨味を引き立てた「ゴマサバ」(700円)をはじめ、「サバみりん」(800円)などの一品料理を用意。夜は予約できるので、来店前に電話しておくと安心だ。
昼は予約できず、サバがなくなり次第終了となるので早めの来店がオススメ。ぜひ、“並ぶ価値あり”な行列グルメを満喫してみてはいかが?
[真]福岡県福岡市中央区天神1-15-3 / 092-712-0201 / 11:00~13:30※サバがなくなり次第終了、17:00~21:30 / 日曜、祝日休み
【九州ウォーカー編集部/取材・文=久保田 学(J.9)、撮影=菅 祐介】
久保田学