具材たっぷりサンドに注目!Le Ressortのバゲッドサンド

東京ウォーカー

紫、オレンジ、緑。バゲットからのぞく具材が目にも鮮やかなサンドイッチ「人参マリネとパストラミビーフ」が今回の主役だ。駒場東大前にある「Le Ressort」を訪れたのは昼過ぎ。しかし、近所で働く人や生活する人が遅めのランチを求め、ひっきりなしにやってくる。しばらく観察していると、ショーケースの中のサンドイッチも続々と減っていく。

「人参マリネとパストラミビーフ」(580円)。9:00の開店からショーケースに並ぶが、基本はなくなり次第終了するので予約がおすすめ


バゲットを一口食べると、まずはザクッと強めの食感。噛みしめると、もちもち感とともに小麦の風味がどんどん広がる。「小麦は甘みや味わい、香りを重視して、北海道産をメインに3種類ブレンドしています。石臼でひかれたものを使っているので、表面をしっかり焼いても歯切れよく仕上がるんです」と店主の清水宣光さんが教えてくれた。

【写真を見る】店主の清水さん。ちょうどバゲットの生地を成形しているところだった


半分に割ったバゲットにマヨネーズを塗り、レタス、パストラミビーフ、人参のマリネ、アーリーレッドの順に重ねていく。素材の味を生かしたマリネは、少し幅広に切ったニンジンの食感も楽しい。そこにパストラミビーフのジューシーさが加わり、絶妙なバランスが完成する。ボリュームはあるが、どんどん食べ進められる。

バゲット(右)は大きさや形違いで数種類作っている。フランス料理店などにも提供


聞けば「人参マリネとパストラミビーフ」は、マリネをしっかり水切りしたり、4種類の具材をバランスよく挟み込んだり、小さな手間がたくさんかかっているもよう。食べ進めてもサンドイッチが崩れにくいのは、この地道な作業のおかげかもしれない。

東京ウォーカー編集部

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