海老名駅西口の再開発は、2015年の「ららぽーと海老名」開業とともに幕を開けた。そんな海老名の象徴ともいえる「ららぽーと海老名」に、ミスタードーナツの詰め放題を行っている店舗がある。あまり見かけない気もする詰め放題。ドーナツが詰め放題とは、どういうことなのか。さっそく、行ってみた。
実態は「一口サイズのドーナツ」詰め放題だった!
場所は「ららぽーと海老名」の1Fにある、「ミスタードーナツららぽーと海老名ショップ」。聞けば、人気のポン・デ・リングなどを一口サイズにした「ドーナツポップ」の詰め放題だそう。オールドファッションや、エンゼルクリーム、ポン・デ・リングのような定番の味約15種が、ボールになっている(時間帯によって取り扱いアイテムや数は異なる)。
クリスマスやハロウィンなどは季節限定商品もボールタイプで展開することもあったようだ。
ドーナツを詰めるボックスは、Lサイズ(864円)・Mサイズ(540円)がある。通常店で販売する際は、Lサイズは24個、Mサイズ16個が入っているそう。ということは、それ以上入れられればお得ということになる。フタができることが条件となるので、積み上げればいいわけではない。ちなみに、バラ売りもしていて1個(37円)で少し食べたい時にもよさそうだ。
多く詰められるコツは?
ららぽーと海老名ショップ店主の清水光一さんに、たくさん詰めるコツを聞いてみたところ「隙間をうめること」だそう。ただ、ギュッとつぶしてしまうと、ドーナツの味を損なってしまうし、おいしく食べられない。「半分くらいいれて、ボックスをゆすってみてください。あいている隙間にドーナツが埋まってくれますよ」。たしかにドーナツの、デコボコがうまく隙間にハマれば、効率よく詰められそうだ。ちなみに、クッキータイプを下にし、生地が柔らかいタイプは上に乗せるとフタが閉まりやすい。クリームの入ったものは、下に詰めるとクリームがはみ出してしまったりするので要注意だ。
Lサイズなら平均で30個は入れることができるという。これは、「フタが閉まること」というルールにのっとり、ドーナツをつぶさずに詰めた場合。もちろんドーナツの個体差や形の差も多少はあるので、うまく隙間を狙えばもう少し詰められるのかもしれない。
店舗で販売されているものは、6種程度がバランスよく詰められたものだが、ららぽーと海老名ショップの詰め放題は15種(時間帯によって取り扱いアイテムや数は異なる)から好きなドーナツを選べる、というのもうれしい。筆者は軽い生地が好きなので、ポン・デ・リングボールやエンゼルクリームボールばかりになってしまった。 せっかくの詰め放題なのに…。それでも一口サイズなので食べやすく、通常サイズのドーナツよりも手が汚れないのもいい。同じ種類の味違いも数種類あるので、いろんな味が少しずつ楽しめてお得な気分だ。これはハマりそうな予感…!
詰め放題は主に新型店舗で行われているサービスで、看板などのデザインが異なる。いままでの色使いがポップな店舗とは違い、壁のデザインがシックで落ち着いたカフェ風なのが特徴。ただ、詰め放題は、新型店舗の全てで行っているわけではないようだ。
イートインのスペースもあるので、ドリンクと一緒に店内で食べ、残りは持ち帰り…なんて楽しみ方もあり。
海老名のエンタメスポットとして、降り立ったら立ち寄ってみては?
構成・取材・文/濱口真由美、撮影/宮川朋久