長い時を経て鍾乳洞が崩壊してできた谷間に、自然豊かな森が広がる「ガンガラーの谷」。その入口にある洞窟、サキタリ洞は、道具と人骨化石が同時に出土した国内最古の遺跡。この歴史的発見があった場所を、大胆にもカフェとして開放している。
無数の鍾乳石が垂れ下がる洞窟内に入ると、少しひんやりした空気に包まれ、下界の暑さをしばし忘れられる。
メニューは「ハイビスカスソーダ」(370円)や「35アイスクリーム」(330円~)などを展開。他では味わえない、神秘的なカフェタイムを過ごせる。
カフェの先には、東京ドームとほぼ同じ広さを誇る谷が広がり、予約制のガイドツアー(2200円)に参加した人だけが足を踏み入れられる。
全長約1kmのコースには、数百年前から信仰されてきた洞窟や、古代人の居住跡など見どころ満載。50分ほど歩くと、森の守り神と呼ばれる巨大ガジュマルに出会える。
ツアー所要時間は約1時間20分で、毎日4回開催。空きがあれば当日参加も可能なので、お茶のついでに神秘の森でリラックスしてみては?【東京ウォーカー】
※記事の内容は、ウォーカームック「旅ウォーカー夏」から一部抜粋、再構成したものです