餃子といえば“白い皮”。そんな常識を覆す、新潮流の餃子が話題を呼んでいる。餡だけでなく皮にも曲げられないこだわりを貫く、注目の2店を紹介しよう。
「ねぇ、これホントに餃子!?」と思わず聞きたくなる皮を持つ餃子たち。まず、ビジュアルの珍しさに目を奪われてしまうが、そこには並々ならぬこだわりが宿っているのだ。
按田餃子の「水餃子」(450円)は、殻から焙煎した有機ハトムギを配合した茶色い皮。油なしで調理されるそれは、客の健康を思う優しさでできている。餡には塩漬けの野菜を使用し、滋味深い味わいだ。
PAIRONは、噛むほどに甘い厚皮に辿り着いた。定番の「白龍餃子」(390円)の他、竹炭で黒く色付けした「黒龍」(390円)、クロレラで緑に色付けした「青龍餃子」(390円)、パプリカで赤く色付けした「レッドドラゴン」(390円)といった、カラフルな4色の餃子を展開。
「皮を破るとたっぷり出てくる肉汁と絡み合うことで、皮の甘味がより際立つよう作っています」と下井店長。焼けば香ばしく、蒸せばモチモチ、ゆでればつるんとした喉ごし。調理法ごとにもおいしさが計算されている。
皮に志が光る、新しいスタイルの餃子に会いに、足を運んでみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー】