季節の花々や野菜の畑が織りなす、パッチワークのような風景が人気の北海道・美瑛町。そんな夏の景色を求めて多くの人々が訪れる美瑛だが、ここでは、真っ白な雪が降り積もる冬の景色にも注目したい。色鮮やかな夏の情景とは異なる、北国の冬でしか味わうことのできない、美しい白銀の世界を楽しむことができるのだ。
そんな冬の絶景を誰もが気軽に楽しめるよう、同町でこの冬初めて行われるのが、美瑛の丘でのスノーシュー体験。これは、西洋風のかんじきのような道具「スノーシュー」を履き、雪が積もった美瑛の丘の景色を眺めながら散策するというもの。
当日はベテランの観光アドバイザーが案内し、コースも体力や希望に合わせて選んでくれる。まっさらな雪原に足あとをつけたり、霧氷を眺めたり、写真を撮ったりと、人の手が入らない自然の美を五感で楽しむことができるのだ。
「晴れた日は、青い空と白い雪のコントラストが何とも言えない美しさ。スノーシューは、スキーなどと違って技術はいらないので、大きなスリッパだと思って、ぜひ気軽に体験しに来てください」と美瑛町観光協会の泉剛生さん。
散策を楽しんだ後は、カフェに入ってひと休み。スキーやスノボはハードルが高いけれど、北国の冬を楽しみたいという人にぴったりのお手軽アクティビティ。ぜひカメラを片手に、大自然のアートを体感してはいかがだろうか。【北海道ウォーカー】