キスマイ北山宏光「平成最初で最後の映画初主演、そして大ヒットが目標！」 映画「トラさん～僕が猫になったワケ～」大阪舞台挨拶

ある日突然、事故により亡くなった男が猫の姿で家族の元に戻ってくるというファンタジーな世界観と温かいストーリーで人気を博したマンガ「トラさん」（板羽 皆・集英社マーガレットコミックス刊）。主人公の売れないマンガ家・高畑寿々男を北山宏光（Kis-My-Ft2）、妻・奈津子を多部未華子が演じ、タイトルを「トラさん～僕が猫になったワケ～」とし、実写映画化。2月15（金）より公開されている。2月16日（土）大阪市北区の「TOHOシネマズ梅田」にて、上映後に舞台挨拶が開催され、本作で映画初主演にして、初の猫役にも挑んだ北山宏光と、メガホンを取った筧昌也監督が登壇した。

満員の観客に大きな拍手で迎えられた2人。北山が第一声で「北山宏光です」と述べただけで「キャー！」という歓声が巻き起こり、少し驚いたような表情を見せた北山。「少しの時間ですが、皆様と楽しい時間を過ごせればいいなと思っています」と挨拶した。

昨年2月に撮影された本作。「やっと皆様にお見せできるという嬉しい気持ちでいっぱいです」と述べた北山。監督の筧は「決してドカーンという大作ではないが、こんなに大きな劇場で観ていただき、今も全国のどこかの劇場で上映されていると思うと感無量です」と率直な感想を述べた。

北山は、Kis-My-Ft2のメンバーはもちろんのこと、キャイーンの天野ひろゆき、オリエンタルラジオの藤森慎吾など、周囲の仕事仲間からも反響があったと述べ「冒頭から中盤くらいまでコメディなんじゃないかと思ったが、終盤でまさかあの（猫の）姿で泣かされるとは思わなかった」などという感想が寄せられたと明かした。

筧監督は「普段あまり話さない兄からさっきメールがあり、冒頭から一気に引き込まれたと絶賛だった」と笑顔を浮かべ、「うちの妻もそうだが、決して甘口でない人が褒めてくれたので、大丈夫かなと胸をなで下ろしているところです」と胸の内を明かした。

本作のキャンペーンとして、川崎、名古屋、大阪、広島、福岡の5都市を2日間で行脚する2人。大阪の印象について北山は「ツアーとかでも来ますし…串揚げとか食べに行ったりします」と答えると、すかさず客席から「串揚げではなく、串カツ！」と指摘が入り、「串カツか…」と言い直す場面も。

続けて、全国行脚の舞台挨拶で、2人が各回全て異なる質問に答える「みっくん（北山）×まーくん（筧監督）のトラさんトーク」というコーナーが設けられた。「今だから言えるエピソード」というテーマでは、筧監督がいくつかの場面でエキストラとして出演していることが明かされた。

また、本作の主題歌であるKis-My-Ft2の「君を大好きだ」にかけて、「○○が大好きだ」というテーマについて北山は「これは1つしかないです！」と述べ、「大阪を大好きだ」と叫び、会場を沸かせた。

次に「平成が終わるまでにやっておきたいこと」という質問について筧監督は「平成最後の自分的な映画大ヒットが叶えられたら」と述べると、北山が「俺も今それ言おうと思っていたんですよ」と言い、「平成最初で最後の映画初主演、そして大ヒット。これが目標です！」と明かした。

そして「新元号」という質問テーマについて、北山は「もう考えているんですよ。次の元号『北山』でいいでしょう！」と明かすと、客席からは拍手が巻き起こった。

最後に筧監督は「数多くある映画の中から『トラさん』を選んでいただいて有難うございます」と感謝の意を述べ、「今映画って口コミで広がっていくので、上手くいったら元号が変わる瞬間もやっているかもしれないんですよ」と言及すると、会場からは「おー」という声が起こり、北山が「2ヶ月半って、なくはないですからね」と言うと、筧監督は「それで元号が『北山』になったらね」と笑い、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。そして、「本当に4月ぐらいまでって可能性0ではないですよね。皆さん、ご協力下さい」と挨拶した。

北山は「この作品は初映画、初主演で初猫ということだったのだが、本当に素晴らしいスタッフさん、キャストさんに恵まれ、やっと観ていただけることをすごく嬉しく思っています。監督も仰っていましたが、皆さんに愛していただけることで、もっともっといろんな人にも観てもらえるきっかけになっていくと思うので、是非とも宜しくお願いします」という言葉で締めくくり、盛況の内に舞台挨拶は終了した。



南華凛