2012年に開園し、農業体験、バーベキュー、自然観察など、“里”の暮らしを体験できる場所として親しまれてきた「かなたけの里公園」。天神・博多地区から車で約30分とアクセスに優れた立地ながら、豊かな自然を感じられる。
そんな公園内に2022年11月26日にキャンプ場を主体とするアウトドアフィールドがオープンした。その名も「CO_YARD KANATAKE(こやーどかなたけ)」(福岡県福岡市西区金武1805-2)。福岡市内のキャンプ場はあまりなく、福岡市在住のキャンパーにとっては朗報だ。
キャンプの受付や管理を兼ねた施設内にはカフェを併設しており、共同で運営するのは福岡のコーヒーカルチャーを牽引してきたmanucoffee。深夜まで営業し、エッジが効いたイベントなども積極的に行う、アーバンスタイルのコーヒーショップが「なんで郊外に?」。その理由を知れば、「そうだったんだ」と納得!都市圏に暮らすキャンパー必見の「CO_YARD KANATAKE」。“福岡市内の公園に泊まる”体験をしてみよう。
福岡市内の公園でキャンプ!
「CO_YARD KANATAKE」ではなにができるのか。
1. キャンプ
2. カフェ利用
3. 農業体験泊
の大きく3つだ。
まずは1. のキャンプから。
「CO_YARD KANATAKE」のキャンプ場は大きくオートサイトとフリーサイトに分かれる。車を乗り入れできるオートサイトは1区画約100平方メートルで、テント+タープ=2張り、テント+テント=2張りなど、基本は2張り+車1台が基本。2ルームテントなど大きなサイズのテントの場合、1つで2張りという計算になる。
もともとの傾斜地を生かし、緩やかな棚田状の区画割りになっている。ロケーションはどこもほぼ変わらない全15区画。
車を乗り入れできないフリーサイトは管理棟兼カフェの建物のすぐ目の前で、広さは約1650平方メートル。1日最大15組の利用を想定しているそうなので、1組約100平方メートルを利用できるという計算に。車を乗り入れないことを考えると、かなりゆったりとレイアウトできそうだ。こちらもオートサイトと同じく、テント+タープ=2張りが基本。フリーサイトは3張以上利用する場合は追加でもう1区画の予約が必要となる。なお、オートサイト・フリーサイト共に基本料金で6名まで、7名以上は1名あたり追加1100円。最大11名までだ。
キャンプ場をオープンするにあたり、炊事棟を新設。火の利用はできない造りで、食材を切ったり、食器を洗ったりするのみの使い方となる。
トイレはもともと公園既存のものだが、男女ともに洋式で、清掃が行き届いており、とてもキレイ。多機能トイレも用意している。
入浴施設は共用のシャワー室のみ。ドライヤー完備の全3室があり、キャンプ場滞在中の利用は1組500円とリーズナブルなのはうれしい。シャンプーやリンス、ボディソープなどのアメニティはないので、要持参。管理棟でも販売を予定している。