ティラミスが水羊羹に?Mr. CHEESECAKEがGINZA SIXに旗艦店をオープン!ブランドの魅力が詰まったデザートコースを提供

東京ウォーカー

なめらかな口当たりと豊かな香りのチーズケーキで多くのファンを持つスイーツブランド「Mr. CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)」。ブランド立ち上げ当初はECサイトのみでの販売だったが、2023年11月、「麻布台ヒルズ」に期間限定ストアをオープンさせたのち、一気に常設ストアを展開。2024年9月にJR東京駅構内にある商業施設「グランスタ東京」に、2025年2月には羽田空港、4月にはGINZA SIXに出店と怒涛の勢いを見せている。

2025年4月、GINZA SIXにMr. CHEESECAKEの旗艦店がオープン。ECサイトでは冷凍商品のみの取り扱いだが、常設ストアでは冷蔵商品や常温商品も取り扱う


GINZA SIX店はMr. CHEESECAKEの旗艦店として位置づけられ、イートインスペースも用意。チーズケーキとドリンクのペアリングが楽しめるカフェメニューや土日限定のデザートコース(要予約)を提供している。株式会社Mr. CHEESECAKEの代表取締役兼シェフの田村浩二さんにブランドの目指すものが何か聞くとともに、GINZA SIX店の魅力をご紹介!

株式会社Mr. CHEESECAKEの代表取締役兼シェフの田村浩二さん。フランス料理のシェフとして輝かしい経歴を持つ。レストランの特別感をより多くの人に届けるべく、Mr. CHEESECAKEを立ち上げた


レストランデザートの魅力を自宅にお届け

東京のミシュラン二ツ星のレストラン立ち上げに携わり、渡仏してミシュラン星付きのレストランで修業を重ねた田村シェフ。世界的レストランガイドブック「ゴ・エ・ミヨジャポン2018」では期待の若手シェフ賞も受賞した。レストラン業界で注目を集めるとともに、ある思いもあったそう。

「世の中からの評価はとてもうれしく思っていましたが、レストランにやってくるのは同業者だったり、“フーディー”と呼ばれるような食通な富裕層だったり、ジャーナリストだったり…ダイニングが『おいしさを追求する場所』ではなく『品定めをされる場所』になってしまっているのを感じていました。母が食事にきてくれた時には『おいしいけど、何を食べているのかよくわからない』という感想ももらってしまって。一方で、レストランというのはそこでしか食べられない瞬間的なおいしさを通じて人々の時間を豊かにできる特別な場所だという思いもありました。レストランのおいしさを、多くの人に届けたい。その思いからMr. CHEESECAKEはスタートしました」

高校時代、親友の誕生日にチーズケーキを作ったことがきっかけで料理の世界に飛び込むことになった田村シェフにとって、スイーツの世界は身近なもの。

「誰が食べてもおいしくて、好きで、自分の技術で作れるものはなんだろう?と考えた時にパッと思いついたのがチーズケーキでした。幼いころから、自分の誕生日ケーキは母の手作りチーズケーキだったということもあって、自分の中で幸せやおいしさというものがチーズケーキと結びついていたんだと思います」

ECサイトのみでの販売が続いたのは、生産数の問題やコロナ禍の影響が大きかったそう。

複数の素材の香りそれぞれを引き立たせたケーキは、どれも立体的な味わいが楽しめる。GINZA SIX店では、ECサイトだと毎月6日の限定販売の「square roll cake」も販売


「オンライン販売だけだとお届けできない方たちがいるとは感じていました。もっと多くの人々にMr. CHEESECAKEを知っていただき、おいしさをお届けしたい。そのためにも、実店舗はずっとやりたいと思っていましたが、ケーキの生産数の問題やコロナ禍のこともあって話が止まってしまっていました。今回、約半年の間にグランスタ東京、羽田空港、GINZA SIXと常設ストアをオープンさせることになったのは、それぞれの施設からたまたま同じくらいのタイミングでお声がけをいただいたということがあります。半年間で3店舗出店というのは大変なことではありましたが、どこも自分たちが出店したくて出店できる場所ではないので、頑張ろうということでオープンにこぎつけました」

ECサイトでは冷凍商品のみの展開だが、常設ストアに合わせて商品群も拡大。おみやげ市場にも応えている。

カップタイプの「Mr. CHEESECAKE Petit / S」。希少性の高いピュアなアマゾンバニラを贅沢に使ったRoyal Vanilla1個891円(写真手前)と芳醇なジャパニーズウィスキーを使用したWhisky Aroma1個891円(写真奥)はGINZA SIX店限定のフレーバー


「ECサイトでは冷凍の一本型のチーズケーキをメインで販売しているんですが、常設ストアでは持ち帰りの時間のことも考えてカップタイプの冷蔵のものを用意しています。カップタイプのものは冷凍のものも販売することで、3〜4時間の移動にも耐えられるようにしました。ポップアップストアの時とは違って、常設ストアを開業させると『常温の商品はないんですか?』とお客様に聞かれることが想像以上に多く、フィナンシェやスノーボールといった焼き菓子もラインナップに加えました。店舗を出したことでお客様の声が早く入ってくるようになったので、それに合わせて商品展開をできるようになりましたね」

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