今が見ごろ!「そうだ 京都、行こう。」冬の京都の楽しみ方を体験レポート

東京ウォーカー(全国版)

JR東海ツアーズは2020年1月10日(金)~3月18日(水)まで、冬の京都旅がお得に楽しめるプラン「そうだ 京都、行こう。」~禅寺と石庭めぐりプラン~を実施する。往復新幹線とホテル代がセットでさまざまな特典が満載の旅行プランや石庭を学べる現地プランなど、多彩に用意している。早速その一部をご紹介。

臨川寺の中門から見た景色。枯山水の石庭の先に本堂がある※写真は特別な許可を得て撮影しています


石庭見学のシーズン到来!今年はお得に見学できる


今回のプランのテーマは禅寺と石庭。あるお寺の住職に話を伺うと、砂紋が美しいのは手入れをした直後ではなく2回ほど雨が降った後や霜が降りて落ち着いた頃だそうで、梅雨の時期と冬場は絶好の石庭日和なのだとか。また石庭には時々動物たちが出入りするが、中でも猫が立ち入った後は、砂紋の上に大量の足跡がつき、その度に砂紋を引き直すということもよくある。いっぽう、冬場はそのようなことがないから、落ち着いた砂紋が見られるというわけだ。

【写真を見る】砂紋をひく退蔵院 副住職の松山さん※写真は特別な許可を得て撮影しています


「雪が降ると、砂紋が真っすぐでないのがわかってしまうんですよ(笑)。砂紋を引くのは簡単そうに見えますが、まっすぐに引くのは結構難しく無の境地が必要です」と修行の成果が表れている様子。これからの冬の時期は、砂紋を引く僧侶の見せ所でもあるというわけだ。ちなみに砂紋が横に引かれるのは「縦だと真っすぐ引かれていないのがすぐにわかってしまうから」だそう。

大徳寺 瑞峯院の方丈(本堂)内から枯山水の庭を眺める。実に京都らしい景色だ※写真は特別な許可を得て撮影。通常拝観では部屋の中は立ち入り禁止


さらに京都市観光協会の方によると、冬の京都は桜や紅葉といった時季と比べると観光客は少なく、雪が降ればより一層の古都の雰囲気が楽しめるとのこと。しかしながら、気になるのは寒さだが、京都の名物料理である湯豆腐がおいしい時期でもある。視覚だけでなく味覚でも京都の冬が楽しめるというわけだ。

冬の京都といえば湯豆腐!


関東以北に住む人にとって遠く感じる京都だが、新幹線「のぞみ号」に乗れば東京から約2時間で到着する。通常、東京から京都までの新幹線指定席料金は片道1万3000円程度かかるのだが、今回の旅行プランを申し込めばホテル代もついて2万4800円からと格安で京都が楽しめる。さらに今回の旅行プランに申し込むと、オリジナル禅めぐり帳とオリジナル京の冬の足袋、第54回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開入場整理券という三大特典付き!

禅めぐり帳は、掲載寺院7カ所の「特別禅語御朱印」を入れるスペースが設けられた、いわばスタンプラリー兼ガイドブックみたいなもの。この特別禅語御朱印というのは、各寺院のお坊様が伝えたい禅語(禅の教え)をモチーフにした本企画限定の御朱印で、旅の思い出にピッタリだ。

特別禅語御朱印


「京の冬の旅」は毎年行われて好評を博している。今年は秀吉が信長の霊を弔った臨済宗大徳寺派の大本山、大徳寺の方丈(国宝)、唐門(国宝)をはじめとした、普段は立ち入ることが許されない場所が見学できる。

寺院の多くは土足厳禁で、靴を脱がなければならない。脱いだ瞬間から、木の床から凍てつく冷たさが足を襲ってくる。スリッパを用意する寺院もあるが、すべてではない。そこで役立つのがオリジナル足袋だ。この足袋、フリース素材でできており、温かいのはもちろんのこと、コンパクトに折りたたむことができる優れモノだ。

「そうだ 京都、行こう。」オリジナル足袋で足元あったかに


京都は公共交通機関が発達しており、駅から寺院へは路線バスでの移動が中心。もしくは記事内で紹介するようなバスツアーでの参加が便利だ。観光というとレンタカーを利用することもあるが、清水寺の付近など有名寺院近くの駐車場代が高額であるほか、寺院近くの路地は狭いため車両での移動が困難な場合がある。いっぽうバス停から寺院への移動距離は意外と長く、バス停から坂を登ること20分という場所も。お土産を買うこと等も考えると、キャリーバッグを駅のコインロッカーに預け、ボディバッグ1つで巡りたいというのが正直なところだ。また寺院内は基本的に土足厳禁なので、ブーツは避けた方が無難。履きなれた歩きやすく脱ぎやすい靴で京都巡りを楽しんでほしい。

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