昨年から順位が大変動!ラーメン総合ランキングTOP5・武蔵野&多摩編

東京ウォーカー(全国版)

ラーメン情報誌「ラーメンWalker」(KADOKAWA)が毎年行っている、うまいラーメン店を決めるランキング企画「ラーメンWalkerグランプリ」。読者やWebユーザーらからの投票により決まる同ランキング、早くも今年の結果(武蔵野・多摩編)が届いたので紹介しよう。

【第1位】超純水採麺 天国屋


鶏白醤油麺(800円)。徳島県産の阿波尾鶏のガラに手羽元などを加えて鶏のみで炊いたスープは、鶏の旨味と鶏油の香りが広がるまろやかな味わい(「超純水採麺 天国屋」)


飽きずに毎日おいしく食べてもらいたいとの思いから、安全で安心な素材にこだわり「RO水」と呼ぶ純水でスープを炊いている。素材ごとに風味が違うスープに合わせて用意するタレは10種以上あり、様々なラーメンを楽しめる。「不便な立地ながら家族連れの方が増えてきてうれしい」と語る店主が作るのは、雑味を出さずに素材のよさを引き出した優しい味。

【第2位】中華そば しば田


【写真を見る】 「中華そば しば田」の中華そば(780円)。醤油のキレや香ばしさと鶏油が持つコクの強さを鴨の旨味が支え、ハマグリや昆布の優しい風味がふんわりと香る


独特のコクがある旨味を味わえる「鴨ガラ」スープが人気の行列店。鴨の風味を強調しつつ、旨味が濃い名古屋コーチンの丸鶏を使用するなど、この店ならではの特徴的な味を追求している。二枚看板の煮干しそば780円も2種類の煮干しを使いバランスのよい旨味と苦味を感じさせるクリアな味わいだ。

【第3位】白河手打中華そば 一番いちばん


特製中華そば(980円)。香り高い醤油感のあとに穏やかに広がる鶏と魚介の旨味のあるスープに、ツルンとした舌触りの麺が見事にマッチ(「白河手打中華そば 一番いちばん」)


ふくよかな旨味がある比内地鶏、さわやかな香りの丹波黒鶏、すっきりとしながらも強いコクのある本枯れ節など、素材の特質を見極めてスープ、タレ共に微調整を繰り返している。国産小麦のみを使用した麺も季節によって太さを変え、小麦の香りが生きる打ちたてを使用するなど、随所にこだわりが光る。

【第4位】煮干鰮らーめん 圓


煮干しらーめん(780円)。雑味のない繊細でコクのあるスープは、鶏ガラ、煮干し、昆布ダシで煮込んだものと、煮干しを水出しした2種をブレンド(「煮干鰮らーめん 圓」)


常に行列が絶えない人気店は、静かな住宅街にたたずむカウンターのみの小さなお店。煮干しのことを知り尽くした店主が扱う煮干しは、九十九里産の脂身の少ないカタクチイワシ。生臭さが出ないように新鮮なものを仕入れている。スープは煮干しが強く主張していながらも、すっきりと優しく上品な味わい。

【第5位】鏡花 本店


極醤油ラーメン(1000円)。スープは数種類の醤油を使った清湯醤油。鶏の旨味に醤油の風味、鶏油のコクが合わさり、味に厚みが増す(「鏡花 本店」)


開業以来、数々の創作ラーメンを作り続け、現在も清湯系の極醤油ラーメンをはじめ、鶏白湯や煮干し系など多彩な味がそろう。なかでも極醤油ラーメンは、そのコクと旨味で高い完成度を誇るあっさり系の雄。こってり系の鶏白湯ラーメンと共に鶏の味を極めた一杯だ。

大変動のあったランキングのほか、新店では人気店のネクストブランドや、名店出身の実力店が続々登場。今回紹介したラーメンを筆頭に、評判のラーメン店巡りをしてみてはいかがだろうか。【ラーメンWalker編集部】

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