年を追うごとに新しいトレンドが生まれる百花繚乱のラーメン業界。2020年も、新たなラーメンが続々ブームになる予感だ。今回は注目の新ジャンルラーメンを3つ紹介する。
甘エビの風味をとことん凝縮した「えびそば」
「えびそば 緋彩(ひいろ)」(名古屋市瑞穂区)は、エビとラーメンの相性のよさに衝撃を受けた店主が一念発起し「愛(あい)ごや」(愛知県刈谷市)で、味作り、スープ、自家製麺の製法を学んだ末にオープンした。同店の特徴は、エビを使ったラーメンに特化しているところだ。甘エビのみで作った風味濃厚なエビ油は、店の命。大量の甘エビから丹念に抽出しており、着色せずとも透明感のある緋色になる。
看板メニューは「えびそば」(税込 860円)。大量の甘エビを煮干しと一緒に炊いたスープに、魚醤をアクセントにした醤油ダレを加えた1杯だ。麺は小麦の香りとモチモチの弾力を追求したものを合わせている。ほかにも、国産鶏と甲州富士桜ポークの背骨を加えた濃厚なエビスープの「濃厚えびそば」(税込 950円)や、店自慢のサイドメニュー「茶わんサイズのローストポーク丼」(税込 350円)もおすすめだ。
■えびそば 緋彩 / 住所:愛知県名古屋市瑞穂区明前町13-19 堀田グリーンハイツ / 電話:052-770-2817 / 時間:11:00~14:00(LO 13:45)、18:30〜20:30 ※夜は不定期営業 / 休み:月曜、火曜、2020年1月1日(祝)~1月3日(金)
華やかな魚介の風味をまとう「サイフォンラーメン」
「ゴジラーメン 阿由知(あゆち)」(愛知県阿久比町)は、動画映えするサイフォンラーメンと、ベテランの中華料理人仕込みの担々麺、麻婆豆腐が評判だ。サイフォンでダシを抽出することは見た目が面白いだけでなく、より華やかな風味に仕上がるという。そんな「サイフォンラーメン」(税込 850円)は、和食の一番ダシを思わせる、クリアなスープが特徴。醤油ダレは武豊町のたまり醤油を使用し、色が濃く深みのある味わいに仕上げている。ほかにも、パンチの効いたゴマの風味と刺激的な自家製ラー油がポイントの「阿由知の担々麺」(税込 830円)もおすすめだ。
■ゴジラーメン 阿由知 / 住所:愛知県知多郡阿久比町白沢天神裏2-11 / 電話:0569-84-2221 / 時間:11:00~14:30(LO 14:00)、17:00~21:00(LO 20:30) ※夜は不定期営業 / 休み:木曜、水曜の夜、年末年始は未定
タレで炒めるスタミナメニュー「台湾焼きラーメン」
「達磨(だるま)食堂」(名古屋市中川区)は、牛スジやホルモンなどをトッピングした、スタミナ満点のラーメンが評判。同店で味わえるのは、東海地方では珍しい焼きラーメンをアレンジした「台湾焼きラーメン」(税込 900円)。ラーメン用のタレで炒めたモチモチの極太自家製麺に、自家製台湾ミンチや牛スジ、ホルモンなどをトッピング。混ぜやすいように大きな丼で登場。ほかにも、気まぐれで仕込む「オリジナルスパイスカレー」(レギュラー 税込 800円)も注目の1品だ。
■達磨食堂 / 住所:愛知県名古屋市中川区上脇町2-116 / 電話:11:30~15:00、17:30~21:00(LO 20:30)、2019年12月29日(日)~2020年1月5日(日)は ~15:00 ※スープがなくなり次第終了 / 休み:月曜(12月30日(月)は営業)、2020年1月1日(祝)~3日(金)
東海ウォーカー編集部