創業大正11年以来、ずっとかわらない味「かさの家」
太宰府天満宮の参道沿い、梅ヶ枝餅の老舗として多くのファンが訪れる「かさの家」「茶房・ぎゃらりーかさの家」。創業大正11年、旅人を宿泊させ、食事を提供する旅籠(はたご)として始まり、同時に梅ヶ枝餅を販売。
参拝とともに周辺の名所を巡る“さいふ詣り”の旅人に喜ばれていた時代から、変わらぬ味と製法で、現在も太宰府天満宮参道に4店舗を構える。もち米とうるち米をブレンドした生地で上品で、ほのかな甘さのつぶあんを包み、香ばしく焼き上げた梅ヶ枝餅は、長年愛され続ける一品だ。
もっちりとした薄い生地をパリッと焼き上げ、中にはふっくらと炊き上げた十勝産の小豆が入る。つぶあんは、縁起がいいとされる献上願塩(天草の塩)が使用されており、甘味を引き出している。香ばしさとモチモチした食感が特徴。
1番人気は、しっかりとたてられた濃いめの抹茶と梅ヶ枝餅の組み合わせの「抹茶セット」(650円)。四季を感じる贅沢な空間で味わえば、より一層おいしく感じられる。「茶房・ギャラリーかさの家」では、ドリンクとのセットから注文可能。
その場で食べるのがおすすめだが、持ち帰りの場合は、オーブンで温めれば、パリッとした食感がよみがえる。
[かさの家]福岡県太宰府市宰府2‐7‐24(太宰府天満宮参道) / 092-9222-1010 / 9:00~18:00 / 無休