ルノーから「CセグメントSUV」の新型車「KADJAR」(カジャー)が4月12日、発売された。我が国の自動車マーケットの中でも最激戦区である「CセグメントSUV」にルノーが参戦する理由は何か?CセグメントSUVの中でルノーの個性とは何か?実際に触れて確かめてみた。
家族持ちに待望の「ちょうどいいサイズ」
その前に現在のルノーのラインナップをおさらいしてみよう。現在日本ではコンパクトなAセグメントにTWINGO(トゥインゴ)、
日本において手頃なサイズのBセグメントにLUTECIA(ルーテシア)、
そのSUVヴァージョンともいえるCAPTUR(キャプチャー)、
大人4人がしっかり乗れるCセグメントにMEGANE(メガーヌ)と、
そのロングホイールベースヴァージョンMEGANE Sport Tourer GT、
そしてミニバンタイプのKANGOO(カングー)
という商品ラインアップ。ハッチバックモデルにはそれぞれルノーのスポーツ部門が手掛けたスポーツモデルが用意されている。
一見フルラインアップのように見えるが、大人4人がしっかり乗れて、かつ荷物も載せて、さらに走行性能も楽しめる、というモデルが今まで存在しておらず「ルノーが気に入っているけれど、サイズアップしたい際に、ちょうど良いモデルがなかった」のが実情。ミニバンのKANGOOは大きすぎるという人にピッタリなのが、CセグメントSUVのKADJARというわけだ。