ルノーが激戦区「CセグメントSUV」市場に個性的な1台で参戦!新型車KADJARを試乗チェック
東京ウォーカー(全国版)
ワイド&ローデザインの都市型SUV
KADJARは写真で見るとCAPTURとあまり変わらないように見えるが、実際に車体を見ると、かなり大柄でマッシヴな印象。標準的なSUVに比べて全高が20ミリほど低い設定とすることで、ワイド&ローな印象を与え洗練された印象の「都市型SUV」の形だ。とはいえ、国産車で流行している「クーペタイプ」ではないので、荷物の積載性は十分。いっぽう最低地上高200ミリ、アプローチアングルは18度、デパーチャーアングルは28度と走破性は疎かにしていない。

外観で目に付くのは、フロントのLEDライト。近年のルノー車に取り入れ始めているCシェイプと呼ぶデザインを採り精悍な印象を与える。

ホイールは19インチアロイで近年流行の銀と黒のツートーン。やや張り出したオーバーフェンダーと相まって、力強さを与えている。

ボディカラーは4色設定。




そのうち、白だけが特別塗装色として2万1600円高となる。
SUV用にチューニングした直噴ターボエンジンを搭載
エンジンはルノーではお馴染みの1.2リットル4気筒直噴ターボ。131馬力、トルク20.9kgmと2リットルクラス並のパワーを有している。組み合わせるミッションは7速のデュアルクラッチAT。同社ではEDCと呼ぶタイプで、変速ショックが少なく素早いシフトチェンジが特徴だ。いわゆるデュアルクラッチにはお国柄があり、ドイツ車はカチッ、カチッと変速した感を受けるのだが、ルノーはトルコンATのように滑らかにつながっていく気がする。もちろん変速した感はあるので、その点はご安心を。
排気量が1200ccということは、他社SUVに比べて自動車税が安価になるのも嬉しいポイント。CセグメントSUVの多くは2リットルであるため自動車税は年額3万9500円。それに対してKADJARは5000円安い。たかが5000円と笑うことなかれ、こういう出費は地味に効いてくるのだ。

エマージェンシーブレーキや、車線逸脱警報、後側方車両検知警報などの運転支援システムをメガーヌGTに続き搭載。縦列駐車やバックなどの車庫入れ時に、自動でステアリング操作を行うパーキングアシストも備えている。ただしこのアシスト、白線ではなく障害物で認識するタイプ。とはいえ両サイドに車が停車していない状態で、この機能を使うことはないだろうから、実用面で問題視する話でもないが念のため。
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