【人生が一度めちゃめちゃになったアルコール依存症OLの話】「お酒に任せて土日までスキップしよう」元アルコール依存症OLがマンガ化、再びの“早朝飲酒”の日々

東京ウォーカー(全国版)

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にほんブログ村「コミックエッセイ」ランキングでTOP10に入るなど人気を博している、元アルコール依存症のアラサーOL・かどなしまるさん(「 お酒がないと××できません 」/ @marukadonashi )。新卒で入った会社で人間関係に悩まされ、「ダメだ」とわかっていながらも、お酒を飲んでから出勤するようになってしまったという。その体験記を新たに描き下ろしてもらったマンガをウォーカープラスで連載中。一卵性双子のもるさんと二人暮らしを始めてしばらくした頃を描く第8話の掲載に合わせ、当時の心境を振り返る。
※アルコール依存症は完治しない病と言われています。著者の個人的な見解で、一番ひどい状態にあった過去と区別するためにタイトルで「元アルコール依存症」と謳っていますが、著者自身も自分の依存症が完治したとは思っていません。

――お酒を飲むと精神的に「スキップ」できても、体力的につらい部分はありましたか?

精神的に、反動でとても気分が落ちます。そして身体に鉛を詰められたような重さで疲労感が常にありました。頭も重いし痛い、お腹も変な動きをする音が絶え間なく響き、下痢や足がむくんでパンパンになるなど、身体は悲鳴を上げ続けていました。

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――「お酒を奪われると泣いて暴れるようになっていた」頃はどれくらいの頻度で飲酒をされていたのでしょうか?

平日は朝夜の2回で休日はコマ切れに1日中飲んでいる日もありました。特に朝はお酒を飲まないと家を出るのがとても恐ろしく感じていたので、1本も無いと頭が真っ白になり不安で、足がガクガク震えました。

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――小さい頃から妹のもるさんとはなんでも話し合える仲でしたか?

お手手つないで仲良し、といった雰囲気の姉妹ではなかったです。お互い殻にこもるタイプなので、話すときもぼそぼそっとです。好きな人の話は一度もしたことはありません。秘密主義です。同じ年代で同じ屋根の下で過ごしていたので、なんとなく考えていることが分かる…そんな程度です。小・中学校は同じクラスになったことはなかったので、学校では話すことはなく他人のフリをしていました。どう見ても他人ではないのに(笑)。

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――もるさんが「私も結構最近しんどい」と漏らした時、言い争いになっていましたが心配する気持ちもありましたか?

心配もしましたが、まずい!とも思いました。2人そろって倒れたら助け合えないじゃんと、どっちかというと自分の心配がチラついてしまいました。妹にはその時、彼氏がいたので孤独ではないし大丈夫でしょ、と少し甘く軽く考えていましたね。

――最後に、かどなしまるさんから見てもるさんの好きなところを教えてください。

難しいですね(笑)。あまり考えたことがないので…。血がつながっているところでしょうか。どんなに嫌なことがあっても家族だから許せてしまうんですよね、逆も然りで。

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あとは理解者でいてくれるところです。100%理解しあっているわけではないんですが、共有できない感情はないんじゃないかという信頼はあります。

取材協力:かどなしまる(「 お酒がないと××できません 」/ @marukadonashi )

※飲酒の際は、食物をとりながら、自身にとって適切な量をゆっくりとお楽しみください。自分で飲酒の量やタイミングをコントロールできず、お悩みの場合は、専門の医療機関を受診してください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁じられています。

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