【漫画】餅?グミ?あの駄菓子どうやって食べてた?子供心を思い出す「ノスタルジー系あるある漫画」
昭和を思わせる世界観を舞台に、子供時代の“あるある”を切り取った漫画『しなのんちのいくる』をSNSに投稿している漫画家の仲曽良ハミさん(@nakasorahami)。これまで
ウォーカープラスで紹介した
際に大きな反響を得た。
この物語の主な登場人物は、生意気盛りの男の子「いくる」、中学生の姉「しなの」を中心に、その家族や個性豊かな友達たち。どこにでもいるような親しみあふれるキャラクターたちが繰り広げる、思わず「あった!あった!」と言いたくなる日常の1シーンを切り取り、ギャグタッチで描いていく。
今回も仲曽良さんの解説と共に、「ノスタルジー系あるある」とも言える作品の魅力をご紹介!
空腹の時だけは姉頼み「姉ちゃんにご飯をお願いしたぜ」
親が不在時に困るものといえば、食事の用意。小学生のいくるは、まだ自分では料理を作ることができない。しかたなく、姉・しなのに食事の用意を懇願するが…?

「私もお腹が減った時はよく、姉にご飯の用意をお願いしていました。パスタやチャーハンなどを作ってもらって助かったことが何度もあります。そんな料理をする姉を姿を見て、私も自然とインスタントラーメンくらいは作れるようになりましたね」
餅のようなグミのようなアレ「一番美味しい食べ方」
子供たちのオアシス、駄菓子屋さん。いろいろなお菓子が並ぶ中で、特に人気だったのが、餅やグミのような食感で1粒ずつ爪楊枝に刺して食べていくお菓子。このお菓子をさらにおいしく食べる方法をいくるが考案!

「駄菓子屋でよく買っていましたね。本当は1粒ずつ食べたり、友達と味を交換しながら食べるのが望ましいのでしょうが、一気に食べたいという好奇心でついついやってしまうんですよね(笑)」
給食でなぜか不人気のアイツ「乙女とレーズンパン」
ほんのり甘酸っぱいレーズンパン。大人になったらわかるこのおいしさは、子供の頃はなかなか理解できないもの。給食に出てきたレーズンパンが、おませな女の子を悩ませる。

「レーズンパンは苦手な子がかなりいたような覚えがあります。苦手なのに好きな子の真似をして食べてしまうって、乙女心ですよね!」
パニックになった猫とバトル!「おだんご泥棒」
風通しを考えて玄関扉を開けっ放しにしておくことが、当たり前の光景だった昭和の時代。だからこそ、思いも寄らない侵入者がやってくることも多かったとか。

「当時はうちでも玄関を開けっ放しにしておくことが当たり前で、猫が平気で侵入してきていましたね(笑)。このときの経験から学んだのが、猫は決してびっくりさせてはいけなくて、パニクらせないようにしなければならないっていうことです」
クラスに1人いるすごいヤツ「カブト虫を捕る名人」
子供時代に夢中になった昆虫採集。なかでも、“夏の大物”として誰もが「捕りたい!」と願っていたカブトムシは、見つけること自体が困難なレアな虫。このエピソードでは、思わぬ秘策でカブトムシを捕まえる名人が登場し、いくるにその方法を伝授する。

「いつも上級生に先を越されて悔しい思いをしている時に、友達が教えてくれたのがこの方法でした。とはいえ捕まえられる確率が低いのと、関係ない虫に我慢しないといけないのが大変でしたが、捕まえることができた瞬間はうれしかったですよ!」
子供時代の記憶を呼び起こす、懐かしいエピソードの数々。次はどんな作品でノスタルジーな気持ちにさせてくれるのか、乞うご期待!
取材・文=橋本未来