【漫画】封鎖された学校で出くわした『ヤバイ』存在。王道ど真ん中の怪奇バトルに「続きが読みたい」とTwitterで反響

2022年1月14日 19:00更新

東京ウォーカー(全国版)

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窓ガラスが粉々に砕かれ、カラスの死体が散乱する怪現象で臨時休校になった学校。忘れ物を取りに戻った少女が校内で遭遇したのは、教室の惨状とは比較にならない『ヤバイ』存在だった――。学校を舞台に怪奇と立ち向かうことになった少年少女を描いた漫画が「続きが読みたい」とTwitterで大きな反響を呼んでいる。

「アオイ深淵ニ咲ク」2画像提供:揚 茄子央(@age_nasuo)さん


封鎖された校内で出会った『ヤバイ』存在。クラスメイトとともに立ち向かう怪奇バトルに反響

話題になったのは、揚茄子央さん( @age_nasuo )が自身のTwitterに投稿した『アオイ深淵ニ咲ク』。「学校に行ったら『何か』いるし閉じ込められたし」というキャプションの通り、ある朝、登校すると校内が騒然となっていることに気付いた少女・京極葵が非日常の存在と出食わしてしまうという導入から物語がはじまる。

「アオイ深淵ニ咲ク」5画像提供:揚 茄子央(@age_nasuo)さん


高校最後の文化祭を盛り上げるためにやる気満々の葵は、カラスの死体で凄惨な現場を見ても「この時間で文化祭の準備進められるね!!」と平気な顔。だが、準備に必要な道具や衣装を置いてきてしまい、封鎖された校内に戻ってしまう。

「アオイ深淵ニ咲ク」10画像提供:揚 茄子央(@age_nasuo)さん


誰もいないはずの校舎で、葵はジャージ姿の教諭のような人影とすれ違う。だが、その頭は人間のそれではなく、一本のねじれた角を生やした山羊のもの。『ヤバイ』と直感した葵は一目散にその場を逃げ出すが、先ほどまで通れたはずの扉が開かず、校舎に閉じ込められてしまう。死にたくない一心で駆け回る葵だったが、その行く手を、醜悪としか形容しようのない巨大な「何か」が塞ぐ。そんな絶体絶命の窮地を、突如現れた少年が不思議な鍵を武器として振るい脱する。少年は葵のクラスメイト・青海透。透が怪物退治の使命のために怪我をおして戦っていることを知り、葵も自らの意志で怪物に立ち向かおうとするストーリーだ。

「アオイ深淵ニ咲ク」18画像提供:揚 茄子央(@age_nasuo)さん


ハイクオリティな筆致で、バディ・怪奇・バトルそれぞれの魅力が詰め込まれた同作。投稿にはTwitter上で1.2万件を超えるいいねが寄せられ、ユーザーからは「怪奇ホラー!王道!素晴らしい!」「最高すぎる」と好評。特に「機会があれば続きが読みたい」「これ絶対続きも面白い」「続きがないなんて」と、続編を求める声が数多くあがったのも印象的だった。

これまでにも商業誌で読み切り掲載などの経験がある作者の揚茄子央さんだが、これまで掲載された作品は少年漫画寄りではないものが多かったという。そんな中生まれた同作の制作秘話を訊いた。

バトル・アクション漫画に挑戦、初めてのクリーチャーデザインは試行錯誤

「アオイ深淵ニ咲ク」34画像提供:揚 茄子央(@age_nasuo)さん

――本作を描かれたきっかけについて教えてください。

「バトル・アクションが描けるぞということをアピールしたくて、知人に相談に乗ってもらいながら制作しました。今まで雑誌への読切掲載や漫画執筆のお仕事をさせていただく機会は何回かあったのですが、その際は女性向けの色が強い作品がほとんどでした。もちろん女性向け作品や少女漫画も好きなのですが、私自身は少年漫画がとても好きなので、せっかくならバトル・アクションの色が強い作品にしようと思いました。また、この作品の制作期間の前後でクトゥルフ神話やクトゥルフ神話TRPGのリプレイ動画にかなりハマっていたのでその影響も強いです」

――女性向けの色が強い作品が多かったとのことですが、今回の作品は少年漫画の王道という雰囲気も感じました。作風としては挑戦だったのでしょうか?

「あまり意識はしてなかったのですが『王道になりがち』『爽やかになりがち』な所はあると思います。熱いエンタメと、余韻がある終わり方が好きなので自然とそうなるのかもしれません」

「アオイ深淵ニ咲ク」6画像提供:揚 茄子央(@age_nasuo)さん


――作中登場するクリーチャー群のデザインもおぞましさとともに洗練された印象を受けました。

「クリーチャーデザインは初挑戦だったので、知人にたくさんアドバイスをもらいました。最初はどう頑張っても『おぞましい』というより『かわいい』見た目になってしまっていたので試行錯誤した記憶があります」

――本作でどうしてもやりたかった点はありましたか?

「前述の通り『クトゥルフ神話』がモチーフになっているので、クトゥルフならではの『狂気・発狂』の要素は盛り込みたかったです。ただし、詳しくない人には分かりにくくなってしまうと思ったので、クトゥルフ神話の設定を知らない人でも楽しめるように工夫しました」

――SNSでも「続きが読みたい」という声が多く寄せられていました。作者からのメッセージをいただければ。

「余韻があったり、続きを予感させる終わり方が好きなので、あのような終わり方にしたのですが、私の予想以上に続きを求める声をたくさんいただけて、驚くとともに、とても嬉しいです。少なくともこの作品から直接つながる続編は考えていませんが、作品の要素やモチーフ、キャラ自体はとても気に入っているので、今後リブートする機会に恵まれたら『あの時の!』と思って頂けたら嬉しいです」

今年はTOブックスのcomicコロナにて「がんばれ農強聖女~聖女の地位と婚約者を奪われた令嬢の農業革命日誌~」(原作:佐々木鏡石/キャラクター原案:匈歌ハトリ)のコミカライズ連載を担当するという揚茄子央さん。今後の活動からも目が離せない。

取材協力:揚茄子央(@age_nasuo)

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