【漫画】人間もペンギンも恋のステップは似ている!?カップル成立なるか…?
水族館を愛するあまり「水族館が好きすぎて」(KADOKAWA刊)というコミックエッセイを発売した、漫画家・まつおるか (
@matsuorca524
) さんによる連載第2回。すみだ水族館のマゼランペンギンのうぶで濃密な恋愛模様をお届けする。
すみだ水族館には、マゼランペンギンたちを、日々見守り、ちょっと熱すぎる愛情で観察している飼育員の方々がいる。その熱量でできたのが「すみだペンギン相関図」である。本作を監修する飼育員の皆さんが、ペンギンの豆知識を教えてくれた。


ペンギン同士の羽繕い=人間で言うと“手をつなぐ”に近い
―人間の男女だと、デートをして手を繋ぐなど、基本的な恋のステップがありますが、すみだ水族館のペンギン同士が仲を深めるステップはあるのでしょうか?
「そうですね、ありますよ。人間と似ているんです。すみだ水族館のペンギンの場合は、一緒に泳いだり共に行動することが増えます。その後、人間でいう手をつなぐことに近い羽繕い(はづくろい)が見られます」




―なるほど。羽繕いが見られたあとは、どうステップアップしていくんですか?
「羽繕いをお互いするようになったら、鳴き交わしです。鳴き交わしは求愛にあたるもので、オスが鳴いたあと、それに応えるようにメスが鳴いて愛を確かめ合うんです。鳴き交わしのあとは、同じ場所で寝るなどの様子が見られますね」




マゼランペンギンの恋は先輩を見てアプローチ法を学ぶ!
―こういった恋のステップはどのようにしてペンギンたちは習得するのでしょう?
「すみだ水族館で暮らすマゼランペンギンたちは、これらを教わることはないんです。失敗して、周りの先輩ペンギンたちを見て学んでいるんだと思います。なので、私たちもカップルが成立した時は、グループLINEがお祝い一色になります(笑)」





ペンギンたちの関係性の裏にある物語を知れば、水族館で新しい楽しみ方ができるかもしれない。