【漫画】愛の力!?ナンパ師だったペンギンが運命の相手に出会ったら
水族館を愛するあまり「水族館が好きすぎて」(KADOKAWA刊)というコミックエッセイを発売した、漫画家・まつおるか (
@matsuorca524
) さんによる連載第四回。すみだ水族館のマゼランペンギンのうぶで濃密な恋愛模様をお届けする。


すみだ水族館には、マゼランペンギンたちを、日々見守り、ちょっと熱すぎる愛情で観察している飼育員の方々がいる。その熱量でできたのが「すみだペンギン相関図」である。本作を監修する飼育員の皆さんが、ペンギンの豆知識を教えてくれた。




爆誕!ペンギンのファンクラブが存在していた
―今回も人間さながらの複雑な恋愛模様でしたが、すみだ水族館のペンギンたちには「きなこが好き」「たいこが好き」というような、いわゆる“推しペン”がいるファンも多いようですね。
「そうなんです。ありがたいことに、たくさんの方に応援していただいております。なので、“好き”を増やしてもらおうと『すみだペンギンファンクラブ』というものを21年10月に開設しちゃいました(笑)。そこでは、ペンギンたちの情報だけでなく、飼育員とコミュニケーションが取れますし、皆さまから寄せられた質問にもお答えしています。もしこの作品で、すみだ水族館のペンギンに興味が湧いたら、ぜひ覗いてみてください」




49羽のペンギンはカラーバンドで見分けるべし!
―素朴な疑問なのですが、たくさんのペンギンがいますが、どのように見分けているのでしょうか?簡単に見分けるコツはありますか?
「私たちは、顔や体形、仕草などの特徴で見分けています。でもそれは難しいと思うので、皆さんはペンギンたちのフリッパー(羽)に注目してみてください。49羽のペンギンたちは、それぞれ異なる配色のカラーバンドを付けていますので、その色で見分けるのがおすすめです」



―ペンギンが付けるバンドの色にはルールがあるんですか?
「つむぎやわっしょいなど、すみだ水族館で生まれたペンギンたちは、メロングリーン色のバンドをつけています。ローズは赤色、フジは紫色と言ったように、名前に由来している色を付けているペンギンもいますね」


バンドのカラーを覚えれば、お気に入りのコも見つけやすいかも。恋をしたり、ケンカしたり、自由に泳ぐペンギンたちに会いに行ってみては。