【漫画】「ありがとう」を“鼻チョン”で伝える姿に悶絶!保護猫・ろんさんの日常がかわいすぎると話題に
猫といえば「気まぐれで人に媚びない」「保護猫ならばなおのこと警戒心が強い」、そんなイメージを持っている人は少なくないはず。しかし、AKRさん(@bou128)が初めて飼うことになった保護猫・くろあん(通称ろんさん)は、そんな猫のイメージをひっくり返すほどの懐っこさ。
「思っている猫とだいぶ違うな…?」と思わず困惑してしまう、AKRさんとろんさんの日常を描く漫画が今、SNSで人気を集めている。

「本当に野良猫?」飼い主が驚いた理由とは?
AKRさんは以前から保護猫を迎えたいと考えていたそうで、里親募集をしている動物病院に行き、そこでろんさんと出会った。当時推定年齢0歳の子猫だったろんさんだが、思わず「これで子猫…?」と思ってしまうほど大きかったそうだ。
「動物病院の先生の大プッシュと、ろんの人懐っこさのダブルアタックがあり、引き取ることになりました」

さらに、あまりの人懐っこさに「本当に野良なのか?」と確認したほどだという。「飼い始めてしばらくはケージの中で慣らして」「無理矢理触らない」「暗いところのほうが安心する」というふうに猫の飼い方を把握していたAKRさんだったが、初日からなんと膝の上で眠ってしまったり、ベッドで添い寝したりするほど人懐っこかったんだとか。
現在はある程度人懐っこさも落ち着いてしまったが、AKRさんの言葉に返事をしたり、何かをしてもらった時には“鼻チュー”で感謝をしたりと、人の言葉を理解し始めてきたようだ。

猫はちょっぴり自意識過剰!愛らしい姿に共感の嵐
今まで特に反響が大きかった作品の1つは、「ねこのちょっと自意識過剰なところ、最高に好きで…」というひと言と共に投稿された、AKRさんとろんさんの日常を描いた作品だ。
「公開日が5月4日なのですが、ろんの誕生日が5月5日なので『お誕生日おめでとう』の気持ちでことさら愛情を込めて描いた覚えがあります。反響に関してはあまり気にして投稿していないので、うまく言えないのですが、ろんのことを『かわいい』『好き』と言っていただけるのはとてもうれしく思っています」


漫画で描かれているろんさんの行動に、同じように猫を飼っている読者からは「うちの子もやる」「ねこあるある」と共感の声が多く寄せられた。
そのほかの作品で、夏の過ごし方をダイジェストに描いた作品には各家庭の猫と飼い主の格闘模様が見えて印象的だったと振り返るAKRさん。冷感シーツが嫌いな子やクーラーが苦手な子など、個体差があり、それぞれの家庭事情が見えてくるようだ。

AKRさんはろんさんの漫画のほかに、自分自身に起こった出来事も漫画として公開している。こちらも多くの共感を呼び、話題となった。アレルギーや疾患の名前を見るだけでは伝わりにくくても、イラストにすることで多くの人の経験と結びついたようだ。

学ぶこともできる作品に。今後は新しいお友達にも期待?
AKRさんの漫画は共感を呼ぶだけでなく、動物を飼っている多くの人にとって参考にもなっている。特に病院に連れて行く時の苦労が共通しているようだ。ケージやキャリーになかなか入ってくれなかったり、移動中の鳴き声が悲痛だったりして、飼い主としても心が痛くなってしまう。
「病院に連れて行くのはほんっとうに大変です!(笑)。私が気をつけているのは、『無理矢理にしすぎないこと』くらいです。病院に関してこれ以上怖い要素を増やさないように気をつけています。あと、連れて行くキャリーケースを何度か変えたりしていますね。案外キャリーケース変えると、入ってくれやすさも変わるんです」


いつでもろんさんにとってなるべく苦痛の少ない方法を探しているAKRさん。楽しいだけでなく、ろんさんとの生活で苦労することも作品には正直に綴られている。
将来的にはさらにもう1匹、保護猫か保護犬をお迎えしたいと考えていると語るAKRさん。「ずっと機会を伺っているのですが、ろんとの相性もあるので…『いつか』で(笑)」と話してくれた。
ろんさんにあたらしいお友達ができるかもしれない「いつか」を楽しみに、今後も愛らしい日常から目が離せない!
取材・文=織田繭