【漫画】タイの一大市場の攻略法とは?“オタク”ならではの歩き方に「その発想はなかった」の声
その国や地域の品々が並ぶ市場は、現地の人々だけでなく観光客にとっても魅力的なスポット。タイ・バンコクで開かれるチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットも世界的に有名な市場の1つだ。そんな一大マーケットの思い出を描いた漫画がSNS上で「行ってみたすぎる」と反響を呼んでいる。

オタクカルチャーに通じる!?タイの一大市場での思い出に反響
数年前から毎年タイを訪れているイラストレーターの小林眞理子(
@mariko_asia27
)さん。自身が滞在中に体験した出来事など、タイの様子を描いた漫画をTwitterに投稿しており、現在はニュースクランチにて「タイの日常~出張版~」も連載がはじまるなど人気シリーズとなっている。中でも、今年1月に投稿した、チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット初体験時の思い出がTwitter上で話題となった。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットは、バンコクで開かれる週末限定の公設市場。1万以上の屋台がひしめき、ありとあらゆる品々が軒を連ねる巨大マーケットだ。
はじめてチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットを訪れた際、市場入り口まで小林さんを案内した男性は「中で一緒に行動なぞ出来ない!」と断言。「欲しいものはすぐ買えよ」「二度と同じ物と店を見つけられないこともあるからな!」と忠告する。

とは言え、マーケットの入り口は小さく、迷うほど広いのかと半信半疑だった小林さん。だが、細い通路沿いにびっしりと陳列する屋台群を目の当たりにし「迷路だねコレ…」とすぐさま納得することとなる。
驚きは規格外な広大さに留まらず、ブラトップが100バーツ(約340円)で売られているのを見て「今まで日本で似たようなもの三千円以上のヤツ買ってた」と衝撃を受ける小林さん。有名なタイ土産が揃う屋台、アジアンテイストのカゴが山盛りの店、果ては鳥や猿を取り扱う屋台まであり、なんでもありなマーケットを小林さんはRPGにたとえ、「珍しいモノいっぱい売ってる街見つけた時のワクワクするやつだ!!」と、ワクワクの源泉に気付く。

その物量と規模に圧倒されていた小林さんだったが、一旦落ち着いてチャトゥチャック・ウィークエンドマーケット攻略法を練り上げようと決める。漫画やゲームなどの“オタク”を自認する小林さんは、マーケットの配置図をにらみながら最適ルートを検討しているうちに、市場の構造が、世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」のそれと通じると直感。「要は情熱だろ…?」と、お宝いっぱいのマーケットに再び踏み込んでいくのだった。

4000キロ以上離れた異国で日本の文化が役に立ったという同エピソード。Twitterの投稿には3600件以上のいいねとともに、「その発想は無かった」「見るだけでワクワクする」「1ページ目の魔境に飲み込まれていく感じのコマ好き」と、漫画から伝わる熱気にユーザーからコメントが寄せられた。
小林さんが「オタクでお買い物好きな方、ゼヒ!!」とオススメするバンコクの一大市場。コロナ禍が落ち着いたら、ぜひとも足を運びたくなるような一篇だ。
画像提供:小林眞理子(@mariko_asia27)