【漫画】パニックになった息子さんが先生を蹴ってしまう/「息子が学校に行けなくなった理由」

東京ウォーカー(全国版)

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突然、学校に行けなくなった息子さんに関する体験を描いた漫画「息子が学校に行けなくなった理由」。花森はなさん(@hanamori_h)がSNSにアップしているこの作品が、同じような経験を持つ親などから共感の声を集めている。ウォーカープラスでは、同シリーズを花森さんのインタビューを交えて連載形式で紹介する。

小3時の担任だったM川先生への恐怖心から学校に行けなくなった息子さんだが、支援学級での時間や普通学級での図工などの参加を経て、4年生の初夏には、プールの授業にも参加することに。

だが、プールは学年の合同で行われるため、M川先生が担当の時もあるほか、大人数やシャワーへの不安感などから、なかなか体が動かない状態になってしまう。それでも、花森さんの助力もあり、少しずつプールを楽しめるようになっていく。

息子が学校に行けなくなった理由(25-2)

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しかし、泳力診断の時間でさらに不安感が増してしまう。「みんなが注目している中で一人一人泳ぐので息子もやりたくなかったようですが、参加しないと成績をつけられないとのことでした」

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視線に耐えられずパニックに。先生が蹴られてしまう


泳ぐ順番を最後にしてもらうが、周りの視線に耐えられなくなった息子さんは暴れ始めてしまい、駆けつけた先生も蹴ってしまう。「少し暴れることはあったのですが、ここまで他害行為をしたのはこの時が初めてでした。この時、私は最初に頭を強く殴られてめまいがしたため、N崎先生が蹴られるのを止めに入ることができませんでした。本当に申し訳なかったと思います。息子本人も、よっぽど限界だったんだなと思います」

息子が学校に行けなくなった理由(26-3)

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その後は泳力診断がある時はその場を離れることでプールの授業を受けたり受けられなかったりする日々が続いたが、花森さんはずっと他害への不安を感じていたという。

友達の話から学校での息子さんの様子を感じた


そんななか、漫画にも登場するJちゃんをはじめとした息子さんの友達に救われていたという花森さん。「Jちゃんは3年生の時に同じクラスで、よく声をかけてくれる子でした。今も道で会うと挨拶してくれます。そういう子が周りにいてくれてよかった。それがなかったらもっとしんどかったと思います」

息子が学校に行けなくなった理由(27-2)


息子さんへの声かけのほか、花森さんにも息子さんの話をしてくれたそう。「Jちゃんは、席が隣でこういう学習をした、とかすごく細かいことも教えてくれました。よく息子が助けてくれたということも聞いて、人を助けるぐらいの元気があったんだなと思いました。学校での話を聞くと、家にいる時とはまた違っておせっかいな印象でした。息子が掃除をしっかりしていたということは、本当にいろんな子に言ってもらいました。棚にかけられた雑巾が乱れているのを直したり、バケツの水が捨てられていなかったら捨てに行ったりと、よく気が付くとJちゃんは言っていました」

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学校への恐怖と戦いながら、学校での生活を取り戻していく様子を描く「息子が学校に行けなくなった理由」。ウォーカープラスでは隔週で紹介していく予定なので、今後の展開を見守りたい。

取材・文=上田芽依(エフィール)

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