【漫画】「俺、実はあいつのこと…」小学生男子たちの恋がエモすぎ!思い出が蘇るノスタルジー系あるある漫画
昭和を思わせる世界観を舞台に、子供時代の“あるある”を切り取った漫画『しなのんちのいくる』をSNSに投稿している漫画家の仲曽良ハミさん(@nakasorahami)。
『しなのんちのいくる』の主な登場人物は、生意気盛りの男の子「いくる」、中学生の姉「しなの」を中心に、その家族や個性豊かな友達たち。どこにでもいるような親しみあふれるキャラクターたちが繰り広げる、思わず「あった!あった!」と言いたくなる日常の1シーンを切り取り、ギャグタッチで描いていく。
今回も仲曽良さんの解説と共に、「ノスタルジー系あるある」とも言える作品の魅力をご紹介!さらに最近新しく描き始めたという、仲曽良さんの日常レポート漫画も登場。
お楽しみは最高の状態で!「準備万端」
いつの時代も子供が好きなものと言えば、テレビで放送されるアニメ番組。昭和の時代は録画ができない分、時間が近づくとソワソワしながらテレビの前で準備を始めるのが通例だった。いくるもお楽しみのために万全の体制を整えて準備をするが、思わぬアクシデントが発生する!

「当時はプロ野球中継を中心に夜の番組が組まれていたような気がします。だからたまにアニメがなくなる週があって悲しかったですね。せっかく準備してたのにね…」
子供の想像力は無限!「洗濯バサミ」
お金持ちの家庭は別として、子供の頃は好きなものを好き放題に買えないのが普通。友達の家にはあるのに自分の家にはないことに気付くと、気持ちも沈んでしまう。いくるは自分の家にはない「ブロック遊び」をするため、想像力をフル稼働させて洗濯バサミを手にする!

「なんでなんでしょうね、あの頃洗濯バサミを見ると繋げたい衝動にかられました。『何気にみんなやってたんじゃないか?』と思って描きました。みなさん、どうでしょうか?」
友達の恋を応援したい!「ミツルの恋」
突然、ミツルから恋の相談をされたシュウといくる。戸惑いながらも、友達みんなで応援しようと奔走する!かわいい子供たちの恋の行方は?

「小学生男子が好きな子を意識する気持ちを描きたくて考えた話です。この年頃の男子は自意識が強くて暴走しがちですよね(笑)」
もしかしてみんなグルなのか?「サウナに行ったぜ」
サウナブームを確かめるべく、近所のスーパー銭湯へ出かけた仲曽良さん。初めてに近い状態でサウナ室に入っていくと、強者たちが軒を連ねており、1番温度が高いとされる上の席に座ってしまう…。果たして、仲曽良さんは無事に“ととのう”ことができるのか?

「最近はサウナブームらしいので、僕も整いたくて行ってみました。まぁいろいろありましたけど…見事にハマりました。最高ですね!」
こじんまりが大好き!「パチンコ屋さんの思い出」
何気なく近所のパチンコ店を訪れたときのこと。大型店とは違い顔見知りの人々がのんびりと過ごす牧歌的な店内に、名物として知られる常連男性が現れ、お店はパニック状態に!?

「雰囲気とか、あの寂れた薄暗い店内がとても好きでした。派手じゃなくてこじんまりとした感じも…」
ノスタルジー系あるある漫画とレポート体験漫画ではタイプは違うものの、どちらもほっこりしてしまうから不思議!次回はどのような作品で心を温めてくれるのか?乞うご期待!
取材・文=橋本未来