【漫画】元気だった母親が突然意識不明に...実体験描いた漫画に「泣いた」「悔いのない1日を」の声

2022年5月16日 18:00更新

東京ウォーカー(全国版)

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「今度でいいんじゃない?」という言葉はよく使うけれど、次がいつかなんて考えていないことが多いのではないだろうか。平和な日常はずっと続き、いつでもできると思ってしまう。Twitterに漫画を投稿しているつぶら田(@potta_po)さんは、高校2年生のある日、そんな日常が突然変わってしまう。

そのときの経験を描いた漫画「おかんが三途の川を渡りそうになった話」が、「泣いた」「1日1日を大切にしたいと思った」と話題を呼んでいる。つぶら田さんに、漫画を描いた理由や、当時の経験をきっかけに変わったことなどを聞いてみた。

「おかんが三途の川を渡りそうになった話」1


両親の姿から感じた「この日常は当たり前ではない」という思い。忘れないよう漫画に

つぶら田さんが高校2年生だったある日、父親から「早めに帰っておいで」とメールが。「なんだろ...珍しいな」と思いながら家に帰ると、家族は深刻な雰囲気で、母親が病院に入院し意識がない状態だと知らされる。

「おかんが三途の川を渡りそうになった話」2

「おかんが三途の川を渡りそうになった話」3

「おかんが三途の川を渡りそうになった話」4


風邪かと思い病院を受診したつぶら田さんの母親は、実は病気だった。心不全と腎不全を発症し、あと30分遅れていたら命はなかったそうだ。

「おかんが三途の川を渡りそうになった話」5

「おかんが三途の川を渡りそうになった話」6

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つぶら田さんは病院へ毎日通い、意識のない母親に話しかけ続ける。お弁当づくりが大変なことや、もうすぐ部活のコンクールがあることなど。そんなとき、つぶら田さんの母親は、それはそれはきれいな場所にいたそうで...。

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普段は4コマ漫画「ぽたおの日常」をTwitterに投稿しているつぶら田さん。今回、自身の経験を描いた「おかんが三途の川を渡りそうになった話」を描こうと思った理由は何だったのだろうか。

「最近父と母が『自分が死んだら』といった内容を匂わすようになったのがきっかけです。料理中に何気なく母が『ここはこうするの』と教えてくれたり、父が家族との会話を大事にしたりしている姿勢を見て、『ああ、これも当たり前じゃなかった』としきりに思うようになりました。いろんなことを忘れちゃいけないと感じ、漫画にしようと決めました」

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つぶら田さんの母親は、2週間ほど意識がない状態が続いたそうだ。母親に話しかけながら「『なんだこのドラマみたいな状況は...』という気持ちと、『おかんは今何を考えているんだろう』という気持ちがありました」と当時について振り返るつぶら田さん。母親はそれまで一度も病気になったことがなく、あまりに突然の出来事に、母親の状態がただただ信じられなかったという。

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つぶら田さんが声をかけていたとき、母親は三途の川を渡りそうになっていた。しかし、直前で亡くなった祖父に止められ、意識を取り戻す。つぶら田さんはどんな気持ちで母親からこの話を聞いていたのだろうか。

「今まで生きてきた中でこんなスピリチュアル感MAXの話は聞いたことがなかったので、すごく感動したのを覚えています。あの川から引き返したおかんの生命力はすごいです...!」

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漫画には、「より一層家族を大事にしたいと思った」や、「悔いのない日々を送りたい」などたくさんのコメントが寄せられている。つぶら田さんが、その中でも印象的だったという声を教えてくれた。

「いただいたコメントの中に『嫌いなところもいっぱいあるけれど、好きなところもその分ある母に今すぐ会いたい』という言葉があり、心に残っています。自分の体験を漫画にすることによって、少しでもいい方向に気づきを与えられるのだなと感じ、描いてよかったと心底思いました」

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「おかんが三途の川を渡りそうになった話」32


大きなことではなくても、そのときを楽しむことを大切に

つぶら田さん自身や家族は、この経験からどんな変化があったのか聞いてみた。

「一度、家族が死ぬかもしれないという出来事があったので、『来年はできないかも』『来週にはできないかも』『明日には無理かも』という考えに自然となっている気がします。でも、『思い出作りに旅行へたくさん行く』みたいな大層なことではなく、例えばパフェを食べに行く予定を後回しにしないとか、『なんかこの服かわいいから買っちゃった』とか、お互いにその時々を楽しむような意識で過ごしています」

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最後に、読者へのメッセージを貰った。

「漫画を読んでくださりありがとうございます!普段は『ぽたおの日常』という全身黄色の地球外生命体が地球に住むことになった、ゆるゆる日常漫画をTwitterに投稿しています。すごく可愛い漫画なので、こちらもぜひ一目見に来てください!」

当たり前だと思っている日常は、実はとても幸せなことだと実感させられるつぶら田さんの漫画。読んだらぜひ、家族や大切な人を思い出してほしい。

取材・文=松原明子

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