【漫画】合わない職場環境から、うつ病&適応障害を発症。休職体験を漫画に「休むことは悪いことではない」/うつ逃げ

SNSでメンタルや生きづらさを題材としたイラストと言葉を発信しているなおにゃんさん( @naonyan_naonyan )。うつ病と適応障害で会社を休職した経験があり、当時は「うつになって恥ずかしい。逃げるようで情けない」と感じていたものの、今では「休職して本当に良かった」と心から思っているそう。

今回ウォーカープラスでスタートするコミックエッセイ「うつ逃げ~うつになったので全力で逃げてみた話~」は、そんななおにゃんさんの実体験をベースに描いた作品。病気から、会社から、果ては日本からも全力で逃げた1年間を、隔週連載でお届けする。

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第1回の今回は、休職時の本音について。「もう全部どうでもいいや」と思いつつも、「自分の人生は何だったんだろう…」と涙するなおにゃんさん。やがて、決められた休職期間中に「とにかく自分を変えたい」と決意する。

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自分の休職経験が、少しでも誰かのお役に立てれば

なおにゃんさんに連載への意気込みを聞いてみた。

「はじめまして。なおにゃんと申します。昼寝と猫が好きな30代の引きこもりです。実は長い漫画を描くのは初めてなので、あまり漫画のルールとかがわからず少し不安ですが、とにかく誰か一人でも伝わればいいなという気持ちで、正直に描いていこうと思います」

今回、初めての長編漫画に挑むなおにゃんさん。漫画のテーマを「自身の休職」に決めた理由とは、何だったのだろうか。

「自分がうつになり休職した時は、とにかく毎日不安で、何をすればいいのかわかりませんでした。でも、休職中の過ごし方に関する情報を調べようとしても、そもそも休職することに後ろめたさを感じてしまう人が多いせいか、情報自体がとても少なかったのです。そして、それが余計に不安でした。だから、もし休職している人、もしくはこれから休職しようと考えている人がいたら、自分の経験が少しでもお役に立てたらいいなと思い、このテーマで描こうと決めました」

休むことをもっと肯定できる社会になってほしい

最後に、これから漫画を通じて伝えたいメッセージを教えてくれた。

「こんなことを言うと怒られそうなのですが、自分は休職して本当に良かったと思う経験をしたので、もし休職したことに後ろめたさや恥ずかしさを感じてしまっている人がいたら、『休職って悪いことじゃないよ』ということを一番伝えたいです。また、世の中的には『休む』ことを否定的に捉えてしまう風潮があると思うので、休むことをもっと肯定できるような社会になってほしいし、それを少しでも伝えられたらなと思います」

休職期間中になおにゃんさんはどう変わったのか?休職して良かったと感じる理由は何なのか?時には逃げて、ゆっくり休んでもいいのではと教えてくれる漫画「うつ逃げ」を、これから楽しみにしてほしい。

取材・文=石川知京

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